良いエントリーポイントを探す練習問題のアクセス数が良いので3回目をやってみたいと思います。
早速ですが問題です。
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上はこの記事を書いている段階で最新のポンド円5分足のチャートです。
この中で売りでも買いでもOKですので、エントリーの根拠を考えた上で良いと思うエントリーポイントを示してください。
考えることに意味がありますので、くれぐれも私の解答例だけを見るなんてことはないようにお願い致します。
って、別に私の解答例だけを見て頂いても結構ですが、ご自身で考えないと力は付きませんので時間の無駄ですよ!
さて、如何でしたでしょうか?
全くエントリーできそうなところがなかったという方もいらっしゃるでしょうし、10ヶ所以上エントリーできそうなところがあったという方もいらっしゃるでしょう。
少ないから悪いとか、多いから良いという問題ではなく、しっかりとしたエントリーの根拠があり、それが勝ちトレードになるということが重要ですので、数に関してはあまり気にしないでください。
では、私なりの解答例です。
では、チャートの左側から順番に見ていきます。
まず、下落の起点である赤線に注目してください。
この赤線付近の赤丸で上ヒゲを連発しています。
これは赤線が意識されているからここよりも上に行かせないという表れかと思うのですが、上に行かせたくないのであれば赤矢印辺りから売れるかと思います。(実際には赤矢印よりももっと上の方が良いかもしれません)
赤矢印辺りで売った場合の第一利確目標は赤点線なのであまり値幅がありません。
だったら赤点線を下抜けてから売る方が良いのですが、赤点線を下抜けてからだと下ヒゲを連発した黄線までの値幅があまりありません。
ということで、赤線を背に売っていくのが良いという結論になるのですが、赤点線で反発してその後上昇した可能性もあるのであまり良いエントリーとは言えません。
その後ですが、黄矢印辺りで買うことは可能かと思います。
本当は黄矢印の1本前のローソク足でエントリーしたいのですが、1本前のローソク足では安値である黄線に届いていませんし、黄点線で示したように安値を切り下げています。
となると、黄矢印の1本前のローソク足でエントリーするも、その次の足で黄線を下抜くような動きになったかもしれません。
このようなことがないように1本前のローソク足が下ヒゲとなって確定してから入る方が安全ですが、第一利確目標である赤点線と損切り幅(黄線の少し下)を考えると損切り幅の方が大きいです。
結果だけを見れば黄矢印辺りでエントリーするのが良かったということになるのですが、これは結果論であってあまり良いエントリーポイントとは言えません。
続いて、オレンジ矢印辺りで買えるかと思います。
ここで買える根拠は赤線の高値をすでに上抜けていますし、オレンジ丸の高値も僅かではありますが上抜けています。
ただし、赤線の高値を再度下抜けているのでオレンジ点線で示したような動きになれば買いにくいのですが、そうはならずに上昇し始めたオレンジ矢印辺りで買えるかと思います。
次にピンク矢印辺りで買えるかと思うのですが、ピンク丸は長い下ヒゲであり、その下ヒゲが確定する前でのエントリーなので難易度は高いかと思います。
ここで買える根拠というのはピンク線まで引き付けたということであり、このピンク線を明確に下抜けてしまうと買いにくくなるかと思います。
続いて水色矢印辺りで買おうと思えば買えますが、かなり難易度が高いのでオススメはしません。
何故かと言いますと、水色枠の下限を下抜けた後に買うということになります。
つまり、これは最初からダマシを狙ったものであり、水色線で示したように逆行すればすぐに切る必要があります。
買える根拠としてはオレンジ丸の高値や、そのすぐ右のオレンジ線の起点を上抜けているからなのですが、最初からダマシを狙うなんていう無理なことをする必要はないでしょう。
続いて2ヵ所の緑矢印辺りで買えるかと思います。
買える根拠は緑線で示したようにどんどん安値を切り上げていますし、水色丸・左側の緑丸・右側の緑丸を見ると高値も切り上げています。
つまり、基本的な押し目買いです。
先程の水色矢印のようなところで無理して入らずとも左側の緑矢印辺りで入れば十分かと思います。
続いて紫矢印辺りで買えるかと思います。
買える根拠としては紫矢印の2本前のローソク足で見える範囲の最高値である紫線を実体で上抜けます。
次の足で2本前のローソク足の高値を僅かに上抜けた後に下げ、紫線を僅かに下抜けた後に戻って陰線が確定します。
で、実際にエントリーする紫矢印の足でも瞬間的に下げるのですが、その勢いが続かず上げ始めると右側の緑丸以降に売ってた人はどうするでしょうか?
下げてくればポジションを保持するでしょうが、上昇し始めると含み損になる訳なので慌てて損切りしませんか?
この損切りに乗じる動き、つまり買えば一瞬で伸びる可能性があります。
このパターンは過去にも紹介済なのでこれくらいにしておきます。
紫矢印の後に一気に上昇するのですが、その後は拡大三角持ち合いとなりヒゲも連発しているのでエントリーするのは難しいかと思います。
続いて2回目の登場となる赤矢印辺りで買えるかもしれませんが、指標か何かの動きだと思いますし、5分足でエントリーするのは困難かと思います。
赤矢印の下で示したように1分足で安値を切り上げれば買えるかもしれませんが、スプレッドも広がっているでしょうから無理することはないかと思います。
続いて2回目の登場となる黄矢印辺りで売れるかと思います。
下落の起点である黄線タッチで2回上ヒゲとなっているので、2回目の黄線タッチで下げ始めた瞬間くらいに売れば損切りは少しで済みます。
第一利確目標はオレンジ線辺りになるかと思うので、損切り幅の方が少ないので問題はないでしょう。
ただ・・・
チャート左側からの流れを見る限りでは売りよりも買いメインで考えた方が良いのかもしれません。
最後に2回目の登場となるオレンジ矢印辺りで買えるかと思います。
ただし、今回も先程の水色矢印の時と同じ、オレンジ線を下抜けたことがダマシになるということを最初から狙うトレードとなりますので、オレンジ線で示したような動きになるかもしれないということを予め考えておく必要があります。
ですが、オレンジ丸の下ヒゲを連発したところで止められているので先程の水色矢印よりはエントリーしやすいかと思います。
かなりたくさんエントリーできそうなところがあったのですが、正直なところかなり無理矢理感があったことは否めません。。。
で、たくさんエントリーできそうなところがあったのですが、一番良いと思われるエントリーポイントはどこだと思いますか?
少し考えてみてください。
個人的には赤星印を付けた左側の緑矢印だと思うのですが、これが正解などと申し上げる気はありません。
出来上がったチャートだと都合の良いように考えがちかと思うのですが、例えば結果だけを見れば1回目の黄矢印辺りで買っておけばその後最大で約100pipsの含み益になりました。
ですが、ここで私が買えるかどうかと問われても自信をもって「はい」とは言えません。
何故かと言えば、せめて黄線にタッチして欲しかったですし、直前が黄点線で示したように安値を切り下げているので、もう1回下を試して安値を切り上げてからでないと買いにくいからです。
これに関しては色んな考え方があるかと思うのですが、自分なりの基準とかスタイルというものを構築していかないと、トレードごとにブレまくるようでは安定した成績を残すのは困難だと思います。
上でも書いたように今回はかなり無理矢理入ったというのが多々あるのですが、人によっては無理矢理ではなく自信をもって入れるという人もいるでしょう。
それくらい各トレーダーの考え方というのマチマチですので、今回の解説を参考程度にしつつ、自分なりの基準とかスタイルを構築すべく同じような練習問題を自分で作って考えてみてください。
このシリーズのアクセス数が多いのはありがたいのですが、記事を書くのが大変なので・・・
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