FXのトレードを難しいと感じているトレーダーさんは多いかと思います。
中には簡単だと感じているトレーダーさんもいらっしゃるでしょうが、こういう方には今回の記事は関係ありませんのであしからず。
では、トレードを難しいと感じる原因は何なのでしょうか？
ご自身で原因がわかっている方はその原因を排除すべく行動すれば良いのですが、問題なのは原因がわからない方です。
原因がわからなければ当然対処方法もわからないと思うので、放置し続ければトレードを難しいと感じながら一生トレードすることになるでしょう。
勿論、やっているうちに原因がわかる場合もあるでしょうが・・・
ここで、私が考えるトレードを難しいと感じる原因とその対処方法を列挙したいと思います。
・FXを学んでいないから
FXは上か下かの世界なので何も学ばずいきなりリアルトレードをしている方も少なくないかと思うのですが、こういう方は遅かれ早かれ壁にブチ当たり、「FXって難しいな～」と感じることになるでしょう。
対処方法は当然FXを一からしっかり学ぶことです。
・勝ちトレードよりも負けトレードの方が圧倒的に多いので自己暗示的にトレードは難しいと感じてしまう
このパターンの方は意外と多いかと思うのですが、損切りトレード続きではこのように感じてしまうのも仕方ないでしょう。
負けトレードの方が圧倒的に多いということはFXの基礎が身についていない、環境認識ができておらず流れに逆らったトレードが多い、エントリーのタイミングが悪い等が考えられますが、これは人それぞれなので一概に対処方法を述べることはできません。
ですが、負けトレードを見直せば原因がわかるのではないかと思います。
原因を知るために負けトレード記録が必要ですので、トレード記録など無縁だったという方はまずはトレード記録（特に負けの）を作成してください。
恐らく、トレードを難しいと感じる方の多くはトレード記録を残されていないでしょう。
・情報が多過ぎて自縄自縛状態になっている
「情報は多い方がいいに決まってるやろっ！」と言われそうですが、FXに限って言えば本当にそうでしょうか？
特にチャートに関してですが、
このようなチャートでトレードをされている方は少なくないかと思います。
私からするとこのようなチャートで勝てる気がしないのですが、トレードを難しく感じている方ほど複雑なチャートなのではと感じています。
各インジケーターにはそれぞれ意味があり、そのインジケーターが発する情報を的確に判断・処理できれば勝ちトレードに繋がるかと思うのですが、判断・処理に時間がかかりすぎたり判断も処理もできなければ逆効果だと思います。
また、トレードそのものよりも各インジケーターが発する情報の判断や処理そのものが難しいと感じてしまっているという可能性もあるでしょう。
FXの指導的立場の方のチャートが複雑であれば同じようなチャート構成になってしまうのは仕方ないのかもしれませんが、ローソク足さえあれば十分トレード可能なのに、色々と付け加え過ぎるから肝心のローソク足の動きに集中できずエントリーできなかったりエントリーが遅れることで負けトレードが増え、トレードを難しく感じてしまっているように思います。
対処方法としては、まずはローソク足しかないチャートでエントリー前の準備（環境認識＆トレードプランを考える）をしてください。
ローソク足だけでは何もできないのであれば水平線やトレンドラインを引いてください。
これでも物足りないのであれば必要なインジケーターを一つだけ入れてください。
それでもダメならもう一つだけ必要なインジケーターを入れてください。
というような感じで、どうしても必要だから加えるというのが正しい考え方で、最初から何でも揃っているからそのインジケーターが必要な意味を考えなかったり、ローソク足以外のインジケーターばかり注目してしまい実際のトレード以外のところで労力を使い果たしてしまい結果が出ないのだと強く思います。
要するに順番が逆なんです。
なかなかご理解頂けない考え方かもしれませんが、ローソク足しかないチャートで始めれば自分で色んなことを考えるようになるかと思います。
このような過程を経ずに情報だらけの中でトレードしようとするから考えるというよりも情報の処理がメインとなってしまい、勝ちトレードに直結せずトレードは難しいと感じてしまうのだと思います。
以上ですが、何か一つでも思い当たることがあれば原因を排除すべく行動してください！
