【FX】専業トレーダーのメモ帳

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【FX】チャートの見方が変わるかもしれない考え方

 

本日はチャートの見方が変わるかもしれない考え方について書いてみたいと思います。

 

早速ですが、

 

 

上はドル円1時間足のチャートですが、2本の赤縦線の間に①~⑥までの黄丸があります。

 

①~⑥まではそれぞれ上昇または下落の起点となっているのですが、この中で一番重要だと思う起点の番号を選んでください。

 

何となくでも構いませんが、できればその根拠も考えてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

如何でしたでしょうか?

 

「どれも重要そうだけどどれが一番重要なのかはわからなった」とか、そもそも「起点が重要な意味すらわからない」という方もいらっしゃるでしょうが、考えることに意味があるので明確な答えが出せなくても気にしないでください。

 

では、解説したいと思います。

 

 

① オレンジ線で示したように大きく下落した起点ですので重要ですが、その後④を起点に高値を更新されているので重要だったのは高値を更新されるまでです。

 

② ピンク枠の高値圏を上抜いた起点ですので重要ですが、①の高値を更新した訳ではないので重要度は下がります。

 

③ 緑丸の高値を更新したという意味では重要ですが、②と同様、①の高値を更新した訳ではないので重要度は下がります。

 

④ 白丸の高値だけでなく、①の高値を更新したのでかなり重要な起点です。

 

⑤ ダブルトップのネックライン(赤線)を下抜いた起点という意味では重要ですが、水色丸で示したように下ヒゲとなってその後跳ね返されたので重要度は下がります。

 

⑥ ⑤とは違いネックラインを実体で下抜いた起点ですので重要ですが、④の起点で跳ね返されたので重要度は下がります。

 

ということで、私が一番重要だと考える起点は④でした!

 

 

重要な起点を知ることで何が変わるかですが、トレードする上で色んな変化が生じるのではないかと思います。

 

 

具体的には、④が重要な起点だということがわかっていれば、水色矢印辺りからであれば④までにそこそこの値幅があるので売れたかもしれませんが、オレンジ矢印辺りで売ろうとは考えないでしょう。

 

たったこれだけのことで負けトレードを簡単に減らすことができます。

 

また、赤線のネックラインを下抜けたことを見たトレーダーは売りを考えたくなるでしょうが、それを跳ね返すくらいの勢いで上昇することがあります。(ただし、上昇トレンド中であるという前提条件が必要です)

 

それがピンク線で示したダブルボトムであり、赤線のネックラインを明確に下抜けて「いよいよ売りだ~」というトレーダーが増える中、ピンク点線で示したような動きにならなかった時に何が起こるでしょうか?

 

④を下抜けずに上昇し始めると売っていた人は「ヤバいな~」ということでどんどん決済してくるでしょう。

 

売ってる人の決済なので買いですし、上昇トレンド中ということで押し目買いが入ってくれば売りの決済=買い+新規の買いのダブルパワーで一気に上昇することが多々あります。

 

実際のところダブルボトムになった後に⑥だけでなく⑤の起点も上抜けることとなりました。

 

これはよくあるパターンなので覚えておいて損はないと思います。

 

 

チャートパターンだけを覚えている人はダブルトップのネックラインを下抜けたことで売り一色だったかもしれませんが、④の起点に注目できていれば、ダブルトップのネックラインを下抜けた後に④辺りまでは売って、その後の動きを見て買いということも可能だったでしょう。

 

 

今回の記事でチャートの見方が変わったとおっしゃって頂けると嬉しい限りですが、高値(安値)を更新した起点に注目するだけでトレードが変わると思いますよ!