私が専業トレーダーになったのは2014年ですが、FX歴は更に長く、記憶が定かではありませんが2005年頃だったと思います。
「ということは、専業になるのに10年もかかったの?」と思われるかもしれませんが、負け続けてFXが嫌になり最初の2年以降はずっとトレードしていませんでした。
で、2014年の春に心機一転再出発し、3ヶ月後に専業トレーダーになりました。
専業になる前も専業になってからもトレードしていた通貨ペアはポンド円がメインで、時々ユーロ円や豪ドル円でもトレードしていました。
何故ドル円でトレードしなかったかと言えば、心機一転再出発した2014年の春から夏頃まではドル円に動きがなく、1日に15~20pips程度しか動かないという日々が続きました。
上のチャートはドル円の週足ですが、赤丸のところが動かなかったところで、他の部分と比較しても全く値幅がないのがわかるかと思います。
このような状況でしたのでドル円をトレード対象とすることはなく、ポンド円をメインにしていました。
ポンド円はよく「暴れ馬」と言われることがありますが、それは過去の話であり、
月足で見ると・・・
赤丸の強烈な下げや黄丸の壮絶な逆V字回復と比較すれば最近のオレンジ丸の動きは暴れ馬どころか大人しいポニーちゃんくらいかと思いますw(ただし、また暴れ馬に豹変するかもしれませんのでご注意を!)
赤丸内では何時間もフリーフォール状態なんてことは日常茶飯事で、1日に5~10円(500pips~1000pips)動くなんてことも珍しくはありませんでした。
それがどんどん値幅がなくなり、ここ数年では1日の値幅がドル円の方が大きいという日も珍しくないという状況となったのでポンド円からドル円にシフトしました。
ということで、ポンド円の値幅がなくなってきたというのがドル円でトレードすることになった理由の一つ目です。
スプレッドがポンド円よりもドル円の方が安いというのも理由に加えてもいいのかもしれませんが、今は月に数回程度しかトレードしませんので特に気にはしていません。
理由の2つ目は取引量の圧倒的な差です。
ポンド円メインでトレードしている時は取引量などあまり気にしていなかったのですが、2015年のスイスフランショック以降徐々に気になっていました。
スイスフランショックでは複数のFX会社の破綻がありましたが、同じことがドル円で起こるかと言えばその可能性は低いでしょう。
それだけの取引量があるからというのがその理由ですが、ドル円というのは世界で2番目に取引されている通貨ペアです。
日本では人気のポンド円やユーロ円はトップ10にも入っていないある意味マイナーな通貨ペアです。
マイナーだから悪いという訳ではないのですが、ドル円と比較すればスイスフランショックのようなことが起こる可能性が高いことは間違いないでしょう。
スイスフランショックのようなことが起こっても何の問題もないというのであればポンド円やユーロ円、豪ドル円などでトレードされても良いかと思うのですが、専業トレーダーである以上、可能な限りリスクは減らしたいと考えています。
以上がドル円でトレードする理由なのですが、「ドル円でしかトレードしない理由」についてはまだ述べていません。
「ドル円でしかトレードしない理由」というのは特に複雑な理由がある訳ではなく、情報量を減らしたいということと、ドル円以外でトレードするメリットを感じないからです。
どういうことかと言いますと、色んな通貨ペアでトレードするとなると色んな通貨ペアのチャートを表示する必要があります。
何枚ものモニターを並べてトレードされている方もいらっしゃいますが、2つしかない目で色んなチャートを見るのは大変ですし、情報量が多くなればなるほどその処理能力も必要となってきます。
情報処理だけで疲れてしまい、肝心のトレードが疎かになるということは避けたいですし、色んな通貨ペアに神経を使うよりも1つに集中した方が良い結果に繋がると考えてドル円でしかトレードしていません。
メリットに関してですが、暴れ馬と言われたポンド円が大人しい今、ドル円以上に値幅がある通貨ペアは少なく、あったとしてもマイナーな通貨ペアがほとんどでしょう。
だったらわざわざ他の通貨ペアでトレードする必要はなく、もしドル円以外の通貨ペアが激しく動いているとしても、それはある意味例外的な動きなので無理に参加せず休憩すれば良いでしょう。
昔はポンド円がダメならユーロ円だなんてことをやっていましたが、それが良い結果に繋がっていたとは到底思えないのでドル円に絞って良かったと思っています。
続いて、オススメの通貨ペアランキングです!
今までの文章を読まれた方であれば1位は言うまでもないでしょうが・・・
1位 ドル円
取引量が世界第2位ということもありますが、ドルと円、つまりアメリカと日本なので身近な存在かと思います。
ファンダメンタル的なことをそれほど意識しなくてもテレビや新聞・ネットなどで情報を簡単に入手することができますので他の通貨ペアよりも有利かと思います。
2位 ユーロドル
取引量だけで言えばユーロドルが世界第1位なので、ユーロドルをオススメの通貨ペアランキング1位にされている方は多いです。
国内・海外問わずFX会社のスプレッドは低めに設定されているのでドル円の下ということに対して不満という方もいらっしゃるでしょう。
ですが、ユーロは円やドルほど馴染みがないですし、何よりも気になるのがこちらです。
赤丸のところをご覧頂きたいのですが、「1.07295」という表記です。
「.」の後に何桁並ぶねんっ!とツッコミたくなるのですが、ドル円の「139.500」という表記とは明らかに異なります。
私は何年やってもこれに馴染めず、ユーロドルはもう何年もトレードしていませんw
表記に違和感を感じない方であれば1位でも良いのですが、私と同じような方がそこそこいらっしゃるのではということで2位にしました。
3位 ポンドドル
取引量世界第3位というだけの理由です。
尚、ポンドドルもユーロドル同様、「.」の後の桁数問題がありますのでご注意ください。
4位以下に関しては取引量がかなり少なくなりますし、高スプレッドになるという問題もあり、あまり推すことはできません。(取引量に関しては2019年の情報です)
取引量など気にしないということであれば、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円の順番かと思います。
勝てればどの通貨ペアでも良いのかもしれませし、合う合わないという問題もありますのでランキングはご参考程度にお考えください。