専業トレーダーである私が考えていることを日々綴っているのが当ブログなのですが、私がエントリー前に考えていることを事細かく説明したことはなかったかと思います。
多分w
色んな記事で考えていることの一端程度であればたくさんお話してきたかと思うのですが、一つの記事で詳しく書くのは今回が初めてかと思います。
ほぼ全記事をご覧の方であれば改めてこの記事をお読み頂く必要はないのかもしれませんが、確認の意味でお読み頂ければ幸いです。
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では、順番に説明したいと思います。
まず私が最初に確認するのは相場に影響を与えるほどの指標があるかどうかを確認します。
こちらのサイトで日々確認してるのですが、例えば本日(7月31日)であれば重要度★★★の重要指標はありません。
ですが、重要度★★の指標でも動くことがあるので一応はチェックしておきます。
次にMT4を立ち上げ、日足から確認します。
チャートの左側が見えない時は週足や月足を見ることもありますが、基本的に日足で十分だと考えています。
日足で環境認識するにしてもどの程度の視野で見るのかによってやり方も多少変わってくるかと思います。
具体的には大きな赤枠の波があり、黄線は高値圏のネックライン、オレンジ線を壮大なダブルボトムのネックラインと考えると、現在値は両ネックラインのほぼ中間地点です。
このような見方もできるのですが、日足を見てエントリーする方はあまりいらっしゃらないでしょうから、水色縦線よりも右側ぐらいで判断しても良いのかもしれません。
個人的には赤枠の波の上限や下限付近までくればこの赤枠の波というものを強く意識しますが、そうでない時は水色縦線よりも右側辺りを中心に見ています。
水色縦線よりも右側を見ると、現在値はピンク線で示したダブルボトムのネックライン付近です。
このネックラインで反発して下げるのか、それともこのネックラインを上抜けてくるのかというのが現在のポイントかと思うのですが、上下どちらに行く方が美味しいのか程度のことは日足で多少は考えます。
現在値で買うということはかなり高いところで買うことになるのですぐには買いにくい。
一方、今すぐ売れるかと言うと、まだネックラインにほぼ到達したところなので、ここが硬いのかどうかの判断はできません。
ということで、今すぐ買うのも売るのも無理そうなのですが、上に抜けた場合はチャートの左側に目立った壁があまりないので、上に抜けてくれた方が美味しいかな~?くらいのことは考えます。
ですが、これは単に美味しいというだけのことであって、買うことをメインに考えている訳ではありません。
現在値がもう少し下の方であればネックラインまでの値幅なども見るのですが、今はもうネックラインにほぼ到達しているので位置関係についてはネックラインにほぼ到達しているということを確認するだけで十分かと思います。
続いて4時間足や1時間足を確認しても良いのですが、1時間足に関しては常時チャートを表示させているので、日足の後は15分足を見ています。
私のチャート設定に興味がある方はこちらの記事をご確認ください。
日足の後に4時間足・1時間足という風に順番に確認しましょうみたいなことを書かれている方が多いのですが、順番に見ることでトレード成績が向上するのであれば順番に見た方が良いのかもしれませんが、特に目的意識もなく見ているとか、義務的に見ているというのであればご自身のトレードの核となる時間足(私の場合であれば15分足)をしっかり見られた方が宜しいかと思います。
15分足で見ると、現在値は15分足で見える範囲の一番高値である赤線の少し手前まで来ています。
ということは、今すぐ買ってもこの赤線で反発するかもということを考えると買いにくいです。
逆に今すぐに売れるかというと、軽く揉み合った2ヵ所の黄丸を上抜けてきているので、売ったとしても目標が近いです。
つまり、日足で考えたのと同じ結論となり、今すぐは何もできないのでこの記事を書いているという訳ですw
では、どうなれば買えるかですが、赤線を明確に上抜けた後に押したところで買うか、最低でも黄線辺りまで一旦下げて赤線までの値幅を確保したいところです。
逆にどうなれば売れるかですが、赤線にタッチして一旦しっかり反発し、再度上を目指すも高値を切り下げた辺りが最も早く売れるパターンですが、そんなに慌てて売らなくてもいいかな~という感じです。
最低でも黄線、できればオレンジ線を下抜けた後に戻ってきたところ辺りであれば売りやすいかもしれませんが、いつその状態になるのかという感じかと思います。
今回はエントリーできる場面ではないのですが、エントリーできると仮定して1分足を見てみます。
1分足で見ても15分足と同じ黄丸での揉み合いが気になります。
で、今すぐ買えるどうかということを考えると、赤線で3回止められており、現在値からこの赤線までの値幅は10pipsもありません。
なので、買いにくいです。
逆に今すぐ売るとなると、オレンジ線で示したようにどんどん安値を切り上げているので早ければオレンジ線辺りで止められるかもしれませんし、更に下に上昇の起点であるピンク線もあります。
ピンク線まででも10pipsあるかどうかなので、売るのも難しいです。
では、どうなれば売り買いできるのか?
これは15分足で書いたのと同じなので割愛させて頂きますが、どの時間足を見ても今すぐには動けないかなという感じです。
以上ですが、文字にすると若干大変でしたが、上で書いたようなことを私は一瞬で判断しています。
「こんなことを一瞬では判断できないよ~」と思われるかもしれませんが、何か特別なことを考えている訳ではなく、一つ一つを分解すれば極当たり前のことしか書いていないと思います。
一瞬で判断しようとするから難しいと感じるのであり、こういうことは当然訓練しないとできるようにはなりません。
なりませんが、『千里の道も一歩から』という言葉があるように、目標を達成するためには地道な努力が必要ですよということをご理解頂ければと思います。
で、どのように訓練するのが良いかなのですが、これはトレードスタイル等によっても変わってきますので一概には言えません。
言えないのですが、ご自身の核となる時間足を決めるというのは効果的かと思います。
ちなみに、核となる時間足というのはエントリーする時間足のことではなく、環境認識をし、トレードプランを考える中心的存在の時間足とお考えください。
日足では大きな流れと重要なラインとの位置関係やラインまでの大まかな値幅を確認します。
そして、日足と核となる時間足で全く景色が変わるのであれば4時間足や1時間足を確認しても良いでしょう。
最後に核となる時間足で、日足での重要なラインや核となる時間足での重要なラインとの位置関係や値幅を確認し、トレードプランを考えます。
できれば売り買い3パターンずつくらい考えられれば良いのですが、慣れるまでは売り買い各1パターンでも良いかと思います。
それで、核となる時間足で考えたトレードプランでのエントリーポイント付近まで引き付けた辺りで実際にエントリーする時間足に切り替えます。
切り替えるのが面倒であればエントリーする時間足と核となる時間足を表示させておけば良いのですが、1分足を見過ぎることは百害あって一利なしまでとは言いませんが、ポジポジ病を発症してしまうリスクがあるので切り替えた方が宜しいかと思います。
このような手順でトレードすればトレードプランを考えている=エントリーの根拠があるでしょうから納得のできる損切り(エントリーの根拠が崩れたので切る)ができるかと思います。
若干大袈裟な記事タイトルにしたのでもっと凄い内容を期待されていた方も少なくないのかもしれませんが、専業トレーダーだからと言って特別なことをしている訳ではなく、基本的なことを忠実に行っているだけのことです。
ただ、私のスタイルというのは他の専業トレーダーさんとは違うのかもしれませんが、違うと言っても見る時間足が違う程度のことであり、他の方と180度違うようなことはしていないと思います。
多分w
「多分」と言うのは、どのように考えてトレードしているのかを細かく説明されている方が私が知る限りではほとんどいらっしゃらないので比較ができないから「多分」なんです。
「基本的なことを忠実に」と書くのは簡単なのですが、楽して勝つことばかりを考え、基本的な訓練をしないから結果に繋がらないということにいつ気付けるのかというのは超大切なことかと思います。
気付けないから何年も勝てない訳であり、気付けて行動できれば勝てるようになるまでに何年もの年月は必要ないですよ!