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【FX】負けトレード解説 逆神は存在するのか?

 

負けトレード解説の2回目です。

 

前回は私が捏造した架空の負けトレードを解説したのですが、今回はTwitter経由でご応募頂いたリアルな負けトレードです。

 

まず最初に、ご応募頂いたことを深く感謝致します。

 

では、どのような負けトレードだったのかを見ていきましょう。

 

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左側の大きなチャートがドル円の1分足、右上が15分足、右下が1時間足です。

 

何枚ものチャート画像を並べると見にくいかと思い、上のような書式でお願いしております。

 

以下はご本人さんから頂いたテキストをそのまま貼っておきます。

 

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【負けトレード詳細】エントリーした値段:141.940円(スプレットの関係で高くなってます)損切りした値段:141.818円:損切り幅12.2pips

 

【環境認識】4H足・1H足・15M足で上昇トレンドと考えて15M足黄枠の波を上へ抜けたので15M足を見ながら押し目買いを待ってました。黄枠を上抜けた時点で押し目買いをドコでするかしか考えてませんでした。

 

【エントリーの根拠】15M足の青線で止められていたから、ネックラインと考えて15M足の陽線を作った次の足の少し下げた所で「ちょっと押しが弱いなぁ〜」と思いつつもエントリーしました。

 

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以上ですが、順番に解説したいと思います。

 



まず右下の1時間足ですが、赤の縦線がエントリーポイントです。

 

赤の水平線は私が引いたものです。

 

この赤線は下落の起点という意味で引いているのですが、この赤線で止められ下げてきた辺りが今回のエントリーポイントとなります。

 

ということは、今回買った場合の1時間足での利確目標はこの赤線となり、値幅は約20pipsです。

 

もう少し欲しいですが、許容範囲内かと思います。

 

流れは上ですので押し目買いという判断は問題ないかと思います。

 

続いて右上の15分足ですが、水色線は私が引いたものです。

 

もし、この水色線のような波を意識できていれば今回のエントリーポイントでは買われなかったかもしれません。

 

どういうことかと言いますと、ご本人さんが囲われた黄枠の上限辺りというのが水色線で示した波のほぼ中間地点です。

 

中間地点辺りから買いたい人は多いでしょうし、更には黄枠の上限となれば買える根拠が2つになります。

 

結局はこの中間地点辺りから上に伸びたのですが、これは結果論であって、今回のエントリーポイントから伸びた可能性も十分あります。

 

十分あるのですが、以下の説明をお読みになると今回のエントリーポイントで買うべきだったのかどうかがわかるかと思います。

 

実際のエントリーポイントである1分足を見てみます。

 

 

まず、オレンジ丸の揉み合いにご注目頂きたいのですが、ここで揉み合いになったというのはご本人さんが15分足で引かれた青線が意識されていることの証明かと思います。

 

この青線が意識されて買いも入ったのですが、それ以上に売りの勢いの方が強かったので、オレンジ丸の揉み合いを下抜けて一段下に行ったという事実を重要視しなければなりません。

 

一段下に行ったということは、オレンジ丸の下限や上限辺りが意識される可能性があり、今回のエントリーポイントだと早ければピンク線辺りで跳ね返された可能性があります。

 

ここまでの値幅はスプレッドを考慮すれば2~3pipsしかありませんし、オレンジ線まででも10pipsあるかどうかです。

 

1時間足で見る利確目標までの値幅は約20pipsでしたが、1分足で見ると10pipsあるかどうかということを考えるとここでエントリーすべきだったでしょうか?

 

更には、黄線で示したミニダブルボトムのネックラインを明確に上抜けていない状態でエントリーされています。

 

ということは、早ければこのネックラインにタッチした瞬間、つまり、エントリーした瞬間に下げる可能性もありました。

 

エントリー後ですが、ピンク線を上抜けた後に失速します。

 

ピンク線やオレンジ線の存在を強く意識できていれば失速した段階で「あ~ダメだ」ということで決済ボタンを押せたかもしれませんが、意識できていなければかなり難しいでしょう。

 

更にその後ですが、緑丸内をよ~くご覧になると上ヒゲも下ヒゲも出ています。

 

下ヒゲが出ているということはここから上に行っても良かったのですが、そうならなかった段階で決済ボタンを押すことができれば微損で済みました。

 

ですが、ダブルボトムの下限を下抜けるまでは切りにくいかと思いますので、損切りに関しては問題ないかと思います。

 

 

次に総括ですが、まずは私が捏造した架空の負けトレードのようなレベルの低い負けではないということを強調しておきます。

 

その上で今後の課題ですが、昨日の記事で書きました「気付く能力」と「準備する能力」でほぼほぼ解決できるかと思います。

 

ちょっと大袈裟ですが、ローソク足の動きを指でなぞっていけば「あれ?」と思うところが随所に出てくるかと思います。

 

実際に指でなぞると脂でベトベトになるのでタッチペンとかがいいかもw

 

 

今回の場合ですと、15分足の青線=1分足のオレンジ丸で何故揉み合ったのかということと、ここを下抜けたという事実に気付き、下抜けた後の利確目標がかなり近いということに気付けたかどうかが大きな要因かと思います。

 

ほとんどのことが気付きと事前の準備で対応できるかと思いますので、この2つの能力強化に努めて頂ければと思います。

 

あっ、それと「黄枠を上抜けた時点で押し目買いをドコでするかしか考えてませんでした」というのも問題で、押し目買いを考えるのは何の問題もないのですが、「ちょっと押しが弱いなぁ〜」ということに気付かれていた訳ですので、押し目買いをするにしてももう少し押してからとか、買いを考えるのであれば最初に売りたい人の気持ちを考えて売れる要素はないかということを考えるとより良いポイントでエントリーできる可能性が高くなるでしょう。

 

この辺りのことはまた別の記事で書く予定です。

 

あくまもでも予定ですがw

 

それと、記事タイトルの後半に関して何も触れていませんでした。

 

今回の負けトレード記録を送って頂いた方は「自分の逆神っぷりを痛感する」と自嘲気味におっしゃっているのですが、上昇途中で買ったり、下落途中で売ったりすると逆神様が登場されるかもしれませんが、こんなことをしない方には逆神様は存在しないと思いますw

 

エントリー後に逆行しても、それは逆神様の仕業ではないのでw

 

 

ということで如何だったでしょうか?

 

1つの負けトレードだけでも色んなことが考えられますし、気付きの宝庫かと思います。

 

捏造の負けトレード解説はもうする予定がないので、負けトレード解説の記事をご希望される方は是非ご自身の負けトレード記録を私にお送りください。

 

詳細はこちらの記事でご確認ください。何度でも強調しますが勿論無料です!

 

多少恥ずかしい思いをするかもしれませんが、それ以上に得るものの方が多いと思いますよ!