ダウ理論とは、米国の証券アナリストであったチャールズ・ダウ氏が提唱したチャート分析理論のことですが、FXの世界において多くのトレーダーに活用されているそうです。
「そうですって何やんねんっ!」と言われそうですが、私が実際に確認した訳ではないので「そうです」としか書きようがなかったんですw
X(旧Twitter)などを見ていると「ダウ理論だけでトレードしています」という方がいらっしゃるのですが、FXをやる上でダウ理論というものは絶対に学ばないとダメなのでしょうか?
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って、疑問形の時の答えは決まっています。
学ぶ必要があるかどうかは自分で決めましょう!
とは言え、FXの初心者の方にとっては判断材料がないと決めようがないかと思いますので、ダウ理論がどのようなものなのか、その概要を見て行きたいと思います。
ちなみに私はダウ理論というものを体系的に学んだことはありませんし、ダウ理論というものを特に意識してトレードはしていません。
「専業トレーダーでそんな奴はおらんやろ!」と思われるかもしれませんが、みんながみんなダウ理論・ダウ理論と言われると意識的に避けたくなる性格ですのでwww
私のブログの内容がダウ理論と同じだったとしても、それは結果的にそうなっただけであり、ダウ理論を学んだ内容をそのまま書いている訳ではないということをご理解ください。
では、ダウ理論の概要ですが、ダウ理論というのは次の6つの法則から構成されています。
法則① 価格はすべての事象を織り込む
経済指標や金融政策といったファンダメンタルズ的要因や災害等なども含めて、全の事象はチャート上の値動きに反映されているという意味です。
これは全くその通りだと思いますし、ダウ理論のことを知らなくてもいずれ気付けるかと思います。
法則② トレンドは3種類ある
ダウ理論では、相場には次の3種類のトレンドがあるとされています。
1年から数年間継続する「長期トレンド」
3週間から3ヶ月間継続する「中期トレンド」
3週間未満の「短期トレンド」
そうなのかもしれませんが、スキャルピングやデイトレード専門の方にはあまり関係のない話かと思います。
相場というものは一定の周期で動いているような気もするのですが、個人的には周期というものを意識してトレードしたことはありません。
法則③ トレンドは3段階ある
ダウ理論では更に、トレンドには次の3つの段階があると考えられています。
第一段階「先行期」 一部の先行投資家が底値で買ったり、天井から売ったりして価格に緩やかな動きが出る時期。
第二段階「追随期」 先行期の動きに市場全体が追随して急激な価格変動が起きる時期。
第三段階「利食期」 先行期にエントリーしていた投資家が利益確定を行う時期。
確かにその通りかと思うのですが、このことを知ったからと言ってすぐにトレードに影響を与えるでしょうか?
こういうことを知らなくてもトレーダーの心理(大衆心理)というものを考えれば、そろそろ買ってる人が決済してくるだろうな~とか、ここを抜けたら大量の損切りが出るだろうな~なんてことはわかるかと思います。
法則④ 平均は相互に確認される
より高い精度でトレンドをとらえるためには、複数の銘柄で同じトレンドを確認するべきということです。
う~ん、FXでは関係なさそうな話ですが、トレードしている通貨ペア以外も確認した方が良いですよということなのであればその通りだと思います。
私はドル円でトレードしていますが、ポンド円とポンドドルの動きも一応チェックしています。
これは、ダウ理論を学んだからやっていることではありません。
法則⑤ トレンドは出来高でも確認できる
出来高とは一定期間中に成立した売買数量のことです。一般的に株式投資では出来高を確認することができ、市場の活性度合いや銘柄ごとの人気度を判断する指標となります。
これは流石にFXにおいては関係のない話かと思います。
出来高というものを確認できるのかもしれませんが、もし確認できたとしても私が見ることはないかと思います。
法則⑥ トレンドは明確な転換サインが出るまで続く
ダウ理論では、発生したトレンドは明確なトレンド転換サインが出るまで継続すると考えます。
ダウ理論だけでトレードしている方の多くはこの6番目の法則のみを利用されているのではないかと思います。
上昇トレンドというのは安値は更新せずに高値を更新していく場合で、下降トレンドというのは高値は更新せずに安値を更新していく場合なのですが、個人的には高値切り下げや安値切り上げなどは意識しています。
ですが、上昇トレンド中に高値を更新せずに安値を更新したからと言ってすぐにトレンド転換したとは判断しません。
このような判断をすればころころトレンドが変わることもあるので忙しいからです。
また、上昇トレンドに転じたからと言って買うことだけを考えると危険なこともあるかと思います。
具体的には、
赤線で示したように下落の流れが続いていたのですが、黄線で示したように安値を切り上げ、高値も切り上げたので上昇トレンドに転じたと考えた人は多いでしょう。
結果的にはその後大きく上昇するのですが、オレンジ枠の高値圏の下限=ネックラインであるピンク丸辺りからピンク線で示したように下げる可能性も十分あった訳です。
結果が見えているので上で書いたようなことを意識しない方も多いでしょうが、上昇トレンドに転じたからと言って買うことだけを考えていると大怪我をする可能性もあるとうことを考慮しておくべきかと思います。
以上がダウ理論の概要ですが、ダウ理論をしっかり学び、ダウ理論に基づいたトレードをしないと勝てないというのであればダウ理論は絶対に学んでくださいと申し上げるのですが、私のような例外もいますので学ぶ必要があるかどうかはご自身でご判断ください。
また、学ぶだけで終わるのではなく、学んだことを実際のトレードにどう活かすのかということの方が重要かと思います。
以上です!