Yahooさんで「FX 水平線」と検索すると、
「FX 水平線 引き方」とか、「FX 水平線だけ」、「FX 水平線 自動」というような関連ワードが出てきます。
当ブログで検索サイトからのアクセスが一番多いのは、
【FX】水平線を自動で引いてくれるMT4の無料インジケーター
という記事なのですが、何故かこの記事だけが圧倒的なアクセス数となっています。
できれば自力で水平線を引いて頂きたいのですが、どこに引いたら良いのかわからないとか、自分が引いた水平線に自信が持てないということでしたら補助的に使われても良いかと思います。
当ブログでは検索サイトからのアクセスが多い記事には水平線が絡んでいることが多いので、今回は水平線の強弱を考える練習問題をやってみたいと思います。
早速ですが問題です!
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問題1:
似たような形ではあるのですが、AとBでは微妙に違います。
現在は上昇トレンド中だと仮定し、ピンク丸はここに到達した際には最高値であり、チャートの左側には目立った壁がありません。
AとBにはそれぞれオレンジ矢印があるのですが、AとB、どちらが売りやすいですか?
判断材料が少ないのでどちらとも言えないという回答をされる方もいらっしゃるでしょうが、トレーダーの心理(大衆心理)というものを考えてAかB、どちらかを選んでください。
問題2:
現在は上昇トレンド中だと仮定し、ピンク丸はここに到達した際には最高値であり、チャートの左側には目立った壁がありませんという条件は問題1と同じです。
2ヶ所のオレンジ矢印AとBですが、どちらが買いやすいですか?
トレーダーの心理(大衆心理)というものを考えてAかB、どちらかを選んでください。
当ブログに足繁くお越し頂き、記事の内容をしっかり理解されている方であればノータイムで答えられるレベルの問題かと思うのですが、初めて当ブログにお越し頂いた方もいらっしゃるでしょうし、当ブログの内容が理解できないという方にとっては難問だったかもしれません。
ということで、初心者の方が多いという前提で詳しく解説させて頂きます。
では、まず問題1に関してですが、
この問題のポイントとなるのは、Aのピンク丸と水色丸、Bのピンク丸と赤丸の関係性に気付けたかどうかです。
Aのピンク丸と水色丸を見ると高値を切り下げています。
ということは、一旦上昇の流れが止まりました。
一方、Bのピンク丸と赤丸を見ると高値を切り上げています。
ということは、上昇の流れはまだ続いています。
ここで売りたい人の気持ちを考えて頂きたいのですが、Aは高値を切り下げているので売ってもいいと思いませんか?
Aのオレンジ矢印で売っても上昇の起点である緑丸(赤線)を下抜けるかどうかはわかりませんが、緑丸までに壁がないので緑丸までスンナリ下げても良さそうです。
一方、Bですが、高値を切り上げている状態、つまり、まだ上昇の流れが続いているのに売りたいと思いますか?
「売りたいです!」という方もいらっしゃるかもしれませんのでBのオレンジ矢印で売ったと仮定してその後の動きを考えてみましょう。
もしBのオレンジ矢印で売った場合、まず気になるのがピンク丸の高値=緑線の存在です。
Bのオレンジ矢印で売ったとしても、この緑線で跳ね返されて更に上昇する可能性がありますし、買いたい人からすると緑線が硬いと判断すればどんどん押し目買いしてくるでしょう。
このように買いたい人がいるということを考えるとBのオレンジ矢印で売るのは無謀と言えるでしょう。
もし売るのであれば、緑線を明確に下抜けた後に再度上昇するも赤丸に届かないことを確認してからの方が良いでしょう。(つまり高値を切り下げてからということです)
ただ・・・
現在は上昇トレンド中なので、問題としてはAの方が売りやすいと判断しますが、Aで売っても緑線で跳ね返されてその後ピンク丸の高値を更新してくるかもしれません。
ですので、もし売るにしても緑丸(赤線)を下抜けてからの方が良いでしょう。
ここでもう1つお考え頂きたいことがあります。
と言いますか、これが今回の記事タイトルと直結するのですが、上で「Aのオレンジ矢印で売っても上昇の起点である緑丸(赤線)を下抜けるかどうかはわかりません」と書いたのですが、AとBの両方のオレンジ矢印で売った場合、どちらの方が赤線を下抜ける可能性が高いと思いますか?
少し考えてみてください。
当ブログでは上昇(下落)の起点というワードが度々出てくるのですが、Aの緑丸もBの紫丸も共に上昇の起点です。
ですが、この2つには決定的な違いがあります。
それは・・・
Aの緑丸から上昇はするのですが、ピンク丸の高値は上抜けませんでした。
一方、Bは紫丸から上昇し、ピンク丸の高値を上抜けました。
つまり、紫丸というのは高値を更新するきっかけとなった起点です。
単なる上昇の起点よりも高値を更新するきっかけとなる起点の方が意識されやすいということは私の過去の経験から言えることなので、Aで売った方が緑丸(赤線)を下抜ける可能性が高いです。
ですが、これはあくまでも高いということであって確実という訳ではないということにご注意ください。
特に今回は上昇トレンド中なので緑丸(赤線)を下抜けない可能性も十分あります。
続いて問題2です。
問題1の考え方をご理解頂いた後であれば詳しい説明は必要ないかと思うのですが、一応説明しておきます。
まずAですが、緑線で示したように高値を切り下げています。
また、問題1でも説明した通り左側の水色丸というのは上昇の起点ではありますが、ピンク丸の高値を更新した訳ではありません。
Aで買った場合にピンク丸の高値を更新してくる可能性はあるのですが、紫線で示したように紫丸辺りで止められその後下げるかもしれません。
水色丸で2回止められてはいるのですが、高値の方も2回切り下げているので紫線で示したように赤線を下抜けてくるかもしれません。
というようなことを考えるとAでは買いにくいかと思います。
一方、Bですが、
緑線で示したように高値を切り上げていますし、ピンク丸の高値を更新するきっかけとなった紫丸(赤線)で止められました。
となると、Bのオレンジ矢印で買った場合、赤丸の高値を更新してくるかどうかはわかりませんが、少なくともピンク丸(水色線)までには壁がありません、
ということは、このピンク丸(水色線)までは上昇しても良さそうです。
ということで、Bの方が買いやすいということになります。
ですが、Bで買っても必ずピンク丸(水色線)まで上昇するとは限らず、ちょっとだけ上昇してその後赤線を下抜けてくる可能性もあります。
この辺りは相場に絶対がない以上、「絶対にこうなる!」とは言い切れないのですが、FXというのは確率の問題ですので、より可能性が高い方にエントリーし、ダメだったら損切りするということを徹底するしかないと思います。
この辺りの考え方が「絶対」とか「勝率100%」を目指す方にとっては受け入れ難い考え方かもしれないのですが、相場に絶対がない以上、勝率100%というのはありえません。
もし勝率100%を高らかに宣伝する人がいれば「含み損はどれくらいですか?」とツッコんでみてください。
ナンピンしまくってどれだけ含み損が増えようとも損切りしなければ負けは確定しません。
で、ナンピンした中で利益が出た分をどんどん決済すれば勝率100%の出来上がりですwww
本題から大きく逸れてしまったのでこれくらいにしておきますw
水平線の強弱なんてことを意識されていない方はたくさんいらっしゃるかもしれませんが、高値(安値)を更新したかどうかで意味合いが変わってきます。
この意味合いの違いを理解することでトレード内容が変わってくるかもしれませんので、今回の解説をしっかりご理解頂ければと思います。
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最後にお知らせです!
明日(9月9日)は午前中からFXとは何の関係もないYouTubeの撮影で出掛けます。
普段の土曜日は午前中に来週に向けての環境認識の記事を公開しているのですが、午前中の公開は物理的に無理ですので午後8時に公開する予定です。
その分、毎日午後8時に公開しているメイン記事はお休みさせて頂きます。
義理の弟がコロナに感染して明日で3日なのでまだ出掛けるのは時期尚早という気もするのですが、私は熱もなく元気ですし、そもそも義理の弟とは久しく会っていません。
ですが、私も感染している可能性はゼロではないので、明日の撮影はマスクを装着し、一言も話さないようにします。
って、普段の動画でも一言もしゃべりませんが。
以上です!