FXにおいてポジションを長く持てず、すぐに決済してしまうことで利益を伸ばすことができないという悩みをお抱えの方は多いかと思います。
何故このように思うかと言えば過去の私も同じだったからであり、多くのトレーダーさんが通る道かと思います。
では、何故ポジションを長く持つことができないのでしょうか?
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これは当ブログで何度も説明していることなのですが、利益を早く確定させたいという気持ちが働くからであり、これは人間の本能です。
逆に、損失の方は確定させたくないという気持ちが働くので、予定していたポイントで損切りしておけば良かったのに、これができずにたった1回のトレードで全資金を失うなんてことになる訳です。
これは私が考えたことではなく、プロスペクト理論で説かれていることなのですが、別にプロスペクト理論に関して詳しくなって頂く必要はありません。
利益は早く確定させたいけど、損失は確定させたくないという気持ちが働くということだけ知っておけば十分でしょう。
ということで、ポジションを長く持てないのは人間の本能なので仕方ないんです!
以上です!
と言いたいところですが、ここで終われば非難轟々の可能性がありますので色々と説明したいと思います。
まず何から説明するか迷うのですが、ポジションを長く持てないのは本能なのだから、長く持てるようになるためには本能に抗う必要があります。
その本能に抗う方法ですが、メンタル面を鍛えるという方法を提唱されている方がいらっしゃいます。
ですが、当ブログでは何度も書いていますがメンタルを鍛えるなんて至難の業だと思いますし、私はメンタル面を鍛えたなんていう経験もありませんし、どうやって鍛えるのかもわかりません。
ということで、私の中ではメンタルというのは考える際の対象外です。
では、どうすれば良いのか?
色んな方法があるかと思うのですが、根本的な問題としては環境認識能力不足によって大きく獲れそうなところとそうでないところの見極めができていないことが大きいかと思います。
大きく獲れそうにないところ、つまり、すぐに決済を強いられるようなところでトレードするから長く持てなくても仕方ないと言えるでしょう。
「また環境認識かよ~」と言われそうですが、具体例をあげておきます。
上はドル円の15分足ですが、ポジションを長く持てないとお嘆きの方は赤丸のような揉み合いの中が主戦場になっていませんか?
売っても買っても伸びないのでポジションを長く持てないのはある意味当然なのですが、そのうち上下どちらかに抜けてくるということで早めにエントリーされているのかもしれません。
ですが、その結果が長く持てないのであれば、腹をくくって上下どちらかに抜けるまでポジションを放置すれば良いだけの話です。
当然、思惑の方向と逆に動けば損切りになりますが、損切りを恐れていては長く持つのは難しいと思います。
もう一つの方法としては、黄枠のサポートゾーンを下抜けてからとか、オレンジ線を上抜けてからエントリーすれば大きく狙える可能性があります。
私としてはこちらの方法をオススメですのですが、この方法でやる場合には環境認識が必要ですよということになります。
ということで、一つ目の対処方法としては環境認識能力を鍛えるということになります。
次に2つ目ですが、エントリー後にチャートを見ないというのも一つの方法かと思います。
エントリー後にチャートを見続けるから早く決済したという気持ちが働く訳ですから、見なければ今どの程度の利益(損失)になっているのかわかりません。
わからなければ決済のしようがないので、必然的にポジションを長く持つことができます。
この方法の注意点としては、エントリー前に利確&損切りポイントを決めておき、エントリーした瞬間に利確&損切り設定をしておくことです。
エントリー後の設定が大変ということであればこちらの記事でエントリーした瞬間に利確&損切り設定ができるインジケーターを紹介しておりますので参考にしてみてください。
続いて3つ目ですが、分割決済というのも一つの方法かと思います。
どういうことかと言いますと、決済しようと思った時に全決済するのではなく、半分とか2/3のポジションを決済し、残りのポジションは+1pipくらいでストップするように設定し、残りのポジションは放置してとことん狙います。
とことんではわからないでしょうから具体的には、例えば1分足や5分足でエントリーしているのであれば1時間足や4時間足のレジサポラインまで狙うとか、単純に100pipsで決済というのでも良いかと思います。
この方法であれば最低限の利益は確定しているので気持ち的にも楽かと思います。
この方法の注意点としては、半分や2/3のポジションを決済するポイントまでの値幅が10pipsもないと、決済後に逆行して残りポジションは+1pipで決済されてしまうことが多いです。
これは私の経験談なのですが、半分や2/3のポジションを決済するポイントというのは直近高値(安値)辺りになることが多いかと思います。
文字だけでは伝わりにくいかと思うので図で説明してみます。
まずは赤矢印で買いエントリーします。
直近高値であるオレンジ線で半分のポジションを決済します。
その後下げ、+1pipで残りポジションが決済された後に大きく上昇します。
なんてことが多々あります。
結局はオレンジ線を上抜けた後の緑矢印辺りで買えば良いという話なのですが、第一利確目標までの値幅が最低でも20pipsくらいはないと分割決済はあまり効果的ではないでしょう。
中にはどの方法もできそうにないという方もいらっしゃるでしょうが、できなければ長くポジションを持てずに利小ばかりのトレードとなり、1回で大きく負けるようなことがあれば損大利小となり、安定的に勝てるようになることはまずないでしょう。
どの方法が合うのかは人それぞれでしょうが、2つ目&3つ目というのは無理矢理長く持とうとしているだけなので、できれば1つ目の環境認識能力を鍛え、大きく狙えそうなところのみでトレードすればエントリー後にスッと伸び、チャートを見ないとか、分割決済をするのにも心に余裕が持てるかと思います。
最後に、長くポジションを持てないというのは上で書いた方法を実際にやれば克服できるかもしれませんが、損切りができずにたった1回のトレードで全資金を失うなんてことは絶対にしないでくださいね。
これは私が何度も経験していることなので厳しいことを書きますが、例えばAさんはFX歴1年で勝率は脅威の90%です。
一方、Bさんは今日FXを始めたばかりです。
Aさんは順調に利益を積み重ねていたのですが、順調だったからこそ損切り設定を忘れ、たった1回のトレードで全資金を失ってしまいます。
Bさんは、レバレッジというものを全く理解しておらず高ロットでエントリーし、1分後に全資金を失います。
この両者を比較すればトレード内容は雲泥の差ですが、結果だけを見ればお互い現在の資金は0円です。。。
ということは、結果だけを見ればAさんとBさんの間には何も差がないということになります。
記事タイトルとは直接関係のないことを書いているのは重々承知しているのですが、長くポジションを持てないというのも、損失を確定させたくないという気持ちが働くのも共に人間の本能です。
本能に抗うことができない限り何年FXをやろうとも、結果だけを見れば今日FXを始めたばかりの人と同じということをしっかり理解し、上で説明したことを参考にどう抗うべきかをご自身でしっかり考えてみてください!
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