今回の記事も前回の記事同様、移転前のブログで書いたことなのですが重要だと思うので改めて一から書いてみたいと思います。
最初にお伝えしておきますと、私は某社のトレードコンテストでデモトレードをやったことがありますが、それ以外では一度もやったことがありません。
って書くと「デモトレードは必要ないんじゃね？」と思われるかもしれませんが、そう焦らず最後までじっくりお付き合いください。
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さて、デモトレードは必要なのかどうかについてですが、これは一概には言えないというのが結論です。
「そんなの結論になってないっ！」と怒られそうですが、デモトレードにどのように向き合うのかによって考え方が変わります。
デモトレードをリアルトレードと同じ気持ちでできるのであれば効果的かと思いますが、そうでないのであれば必ずしも効果的とは言えません。
どういうことかと言いますと、デモトレードだからと言って適当にエントリーし、適当に決済するくらいならやらない方が良いですし、時間の無駄でしょう。
逆に、デモトレードであってもリアルトレードと同じように環境認識をしてトレードプランを考え、エントリー前に決済ポイントを考え、エントリー後に利確ポイントに達すれば利確し、損切りポイントに達すれば迷うことなく損切りできるのであれば効果的でしょう。
デモトレードだからと言って適当にやるという人は少ないかもしれませんが、リアルトレードと全く同じ気持ちでやるというのは難しいかと思います。
何故かと言えば、リアルトレードと同じ気持ちでデモトレードをやったとしても、勝った時の喜びはリアルトレードには及ばないでしょうし、負けた時の痛みはデモトレードであればほぼ感じないでしょうが、リアルトレードではそういう訳にはいきません。
先日の記事でトレードする際の心理面での影響について書いたのですが、特に負けた時に痛みを感じない、もしくはほとんど感じないというのはデモトレードからリアルトレードに移行する際の障害になるのではと私は考えています。
これは、プロスペクト理論で「同額でも利益よりも損失の方が痛みを感じる」という考え方があるのですが、これは実際にトレードされている方であれば感じられていることでしょう。
こういうことがあるので、あまり長くデモトレードをやり過ぎると負けた時の痛みに耐えられず、FX恐怖症とかエントリーできない病になってしまうのではということを危惧しています。
「私はこんなの大丈夫だよ！」と言われる方でも実際にその場になれば変わるかもしれません。
ということですので、デモトレードをやるにしても長い期間やるのはオススメしませんし、MT4や国内口座の発注画面の操作方法に慣れれば少額でリアルトレードをし、負けた時の免疫力を上げた方が今後のことを考えると良いのではと思います。
私のかつてのメイン口座であったDMMさんであれば操作方法はいきなりでも大丈夫かと思いますが・・・
多くのブログ等には「デモトレードで勝てるようになってからリアルトレードへ！」みたいなことを書かれている方が多いのですが、何もかもを鵜呑みにするのではなく、ご自身で本当に必要なのかと考えることが重要なのではないかと思います。
私はFXを始めた当初からデモトレードの必要性を感じていなかったというより、デモトレードの存在そのものを知りませんでしたw
大昔の話なので・・・
デモトレードをまともにやったことがない人間の言葉など聞くに値しないと思われるかもしれませんが、「ご自身で本当に必要なのかと考えることが重要」の部分に関してはデモトレードに限らず色んな場面でお考え頂きたいと思います。
