意図的に少々大袈裟な記事タイトルにしたのですが、人によっては劇的どころか一気に勝ち組の仲間入りができるかもしれない方法について書いてみたいと思います。
さて、先日の記事でエントリー前にチャートの左側を確認してくださいと書いたのですが、今回やって頂く方法というのはチャートの左側を確認することの進化系みたいな感じです。
グダグダ書いていても仕方ないので何をするかと言えば・・・
エントリー前に逆の立場の人の気持ちを考えてください!
「???」こんな感じではてなマークが並ぶかもしれませんが、文字通りのことをするだけです。
例えば、売りでエントリーしようとしてる時に逆の立場である買いたい人の気持ちを考えてみてください。
たったこれだけでのことで無駄なトレード防止にもなりますし、負けトレードを減らすこともできるでしょうし、本来であれば負けていたトレードを勝ちトレードに変えることもできるでしょう。
「そんな上手い話しがあるかよっ!」と思われるかもしれませんが、私がかなり力を入れて取り組んだことですので、本気でやって頂ければやった分だけの効果は期待できるかと思います。
ということをいくら書いても理解されにくいかと思いますので、具体例をあげて説明したいと思います。
上はドル円1分足のチャートですが、3ヵ所の黄丸が微妙に安値を切り上げているので赤矢印辺りで買うことを考えました。
損切りは一番左の黄丸のちょっと下辺りで損切り幅は10pipsもありません。
この時に今から赤矢印辺りで売りたいと考えている人の気持ちを考えてみてください。
本気で今回のことに取り組んでみたいとお考えの方は、ここから下を見ずにこの場で考えてみてください。
考えてくださいと言われても何をどう考えたら良いのかわからない人も多いでしょう。
ですが、逆の立場の人になりきるということが重要ですので、下の解説を参考にしてみてください。
では、まず赤矢印辺りで売れる根拠を考えてみます。
オレンジ線で示したように少なくとも1分足では下落の流れですし、ピンク線で示したような急落もありました。
であれば、戻り売りが考えられます。
ピンク線の下落幅の半値付近である緑線辺りから売れれば良かったのですが、今は紫線で示した下落の直後です。
つまり、売るには少々遅く、戻り売りとは言えません。
ということで、少なくとも赤矢印辺りで売るのは得策とは言えません。
今は売れないけど、どういう状況になれば売れるのか?
再度緑線辺りまで来てミニダブルトップのような感じになればその右肩から売れるでしょうし、下落の起点である水色線辺りまで来てくれた方が値幅が期待できそうです。
この程度のことを考えた後に赤矢印辺りで買えるかどうかを再度考えると・・・
直近の流れは下なので戻り売りを考えている人もいるでしょう。
また赤矢印辺りで買っても直近の高値である左側の緑丸までの値幅は5pips程度しかなく、水色線まででも12pipsほどです。
しかも、緑線辺りから戻り売りということで売ってくる人もいるでしょう。
戻り売りを考えている人がいる中で値幅を期待できないところでわざわざ買う必要があるのか?
買うのであれば最低でも水色線を上抜けてからでもいいんじゃね?
というような感じで考えることができれば赤矢印で買おうとは思わないでしょう。
今回の場合、実際に買ったとすると、緑線辺りで僅か数pipsの利確ができれば良かったのですが、放置していれば損切りになりました。
が、売りたい人の気持ちを考えることで買わなければ損切りトレードを防ぐことができました。
上の解説だけを読むと色んなことを考えないといけないんだな~と思われるかもしれませんが、実際のところその通りです。
ですが、人間の能力というものは素晴らしく、考える訓練を続ければ上で書いたようなことは一瞬で判断できるようになります。
また、上で書いたことを一つ一つ分解すると難しいことは何も書いていないと思います。
一気に説明するから難しいと感じてしまうかもしれませんが、「直近の流れは下なので戻り売りを考えている人もいるでしょう」なんていうのは当たり前のことを書いているだけです。
この程度のことは慣れれば考えているという自覚がなくてもわかるようになるでしょう。
一度に上で書いたことをすべて考えるのは無理でも、エントリー前にほんの少しでも良いので逆の立場の人のことを考えることができれば、買おうと思っていたけど売れる根拠もあるのでやめておこうというような感じになるかと思います。
こういうことができれば必然的にトレード回数は減りますが、負けにくくなったな~と実感できるのではないかと思います。
と言いますか、実感できるくらいまで逆の立場の人のことを常に考えるようにしてください!