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【FX】トレーダーの心理を考える練習問題と解説

 

前回は水平線だけで考える練習問題だったのですが、今回はトレーダーの心理(大衆心理)を考える練習問題です。

 

その前に、こちらの記事をお読み頂き、ご協力のほど宜しくお願い致します。

 

今のままでは今後は限定公開記事ばかりになりそうなので・・・

 

 

最初に、トレーダーの心理をどのように考えれば良いのか全くわからない方もいらっしゃるでしょう。

 

そういう方は是非こちらの記事を最初にお読みください。

 

では、問題です。

 

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上はドル円1分足のチャートですが、現在値は赤丸のポイントです。

 

15分足は、

 

 

こんな感じです。

 

出来上がったチャートだと、「結果論だったら何とでも言える!」と言われるかもしれないので、私もチャートの右側が見えない最新のチャートで出題しております。

 

この時に、

 

1.黄矢印で売った人はどういう状況になれば利確し、どうなれば損切りしますか?

 

2.オレンジ矢印で買った人はどういう状況になれば利確し、どうなれば損切りしますか?

 

3.今はポジションを持っていないけど、どういう状況になれば売りたいですか?もしくは、買いたいですか?

 

「こんな問題を出されてもどう考えて良いのか・・・」と思われるかもしれませんが、実際にポジションを持っている気になったり、これからトレードする気になってお考え頂ければと思います。

 

実際にトレードする際には色んなことをお考えの筈ですので。

 

お考え頂いた方から以下の私なりの解説をお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、私なりの解説をしたいと思います。

 

まず、1.黄矢印で売った人はどういう状況になれば利確し、どうなれば損切りしますか?に関してですが、

 

 

黄矢印で売って現在値の赤丸ということはすでに決済ポイントを逃している可能性があります。

 

どういうことかと言いますと、ピンク線で示したように安値を切り上げたのでオレンジ矢印辺りが決済しても良いポイントでした。

 

とは言え、もう過ぎ去ったことですので今後のことを考えましょうw

 

赤丸から下げてくれたら2本の紫線辺りが利確目標となるでしょうし、ここを下抜ければ見える範囲での一番安値である白線辺りが目標となるでしょう。

 

ここさえも下抜けるようであれば、上位足を見て利確目標を定めれば良いでしょう。

 

逆に上に行った場合は、軽く揉み合った緑枠の下限辺りで反発して下げてくれたら良いのですが、そうはならず緑枠の上限を上抜ければ緑×辺りで損切りすべきでしょう。

 

緑枠の揉み合いを下抜けたことがエントリーの根拠であれば。

 

ただし、最初からもう少し損切り幅に余裕をみているのであれば水色線の少し上辺りでも良いかと思います。

 

ここを起点にしてその後下げた訳ですから。

 

 

次に、2.オレンジ矢印で買った人はどういう状況になれば利確し、どうなれば損切りしますか?に関してですが、

 

 

最初に損切りポイントを見ておくと、ピンク線で示した安値切り上げがエントリーの根拠であればオレンジ×辺りで損切りになっても5~6pipsですのでこの辺りで良いでしょう。

 

次に利確目標ですが、早ければ数pips上の緑枠の下限辺りで反発する可能性があるので、この辺りの動きに注目すべきでしょう。

 

ここを上抜ければ緑枠の上限、続いて下落の起点である水色線、更に下落の起点である白線、最後に見える範囲内での最高値である紫線となり、ここを上抜けてくるようであれば上位足で利確目標を確認する必要があります。

 

 

最後に、3.今はポジションを持っていないけど、どういう状況になれば売りたいですか?もしくは、買いたいですか?に関してですが、

 

 

まず売りに関してですが、水色線で示したように短期的には下落の流れですし、上昇のの起点であるピンク線も下抜けています。

 

ピンク線を下抜けた後に戻ってきたのが現在値である赤丸なので、今すぐに売るという手もあるでしょうが、黄線で示したように超短期的には上昇の流れなので、売るにしてもせめて高値を切り下げてからの方が良いでしょう。

 

今すぐに売れるような状況ではない場合は、緑枠の下限、緑枠の上限、赤線、紫線辺りまで引き付けて売るという感じになるかと思います。

 

紫線辺りまで上昇すれば売った際の値幅は稼げますが、買い勢が勢いづく可能性がありますので、赤線辺りが一番売りやすいポイントかと思います。

 

次に買いに関してですが、

 

 

赤丸辺りで買おうと思えば買えますが、オレンジ矢印辺りで買えたということを考えると出遅れ感は否めませんし、第一利確目標である緑枠の下限までの値幅よりも損切り幅の方が大きくなるのは問題です。

 

であれば、赤線で示したように一旦押したところで買うという感じの方が良いかと思うのですが、緑枠の下限辺りまでの値幅はそれほどありません。

 

というようなことを考えると、緑枠の上限を上抜けた後に押した緑矢印や、白線を上抜けた後に押した白矢印辺りで買う方が良いかと思います。

 

特に下落の起点である白線を上抜けた後であれば売り勢も諦めムードになるかもしれないので良いかと思います。

 

 

以上ですが、如何だったでしょうか?

 

水平線の問題もそうですが、トレーダーの心理を考える練習問題1つでこれくらいのことを考えることができます。

 

いざ買うぞ(売るぞ)となると自分の都合の良いように考えがちかと思うのですが、売りと買いは表裏一体ですので、常に逆の立場の人の気持ちを考えることでより良いポイントでエントリーできるようになるかと思います。

 

当ブログでは度々「考える」というワードが出てきますが、私がどれだけ考えてくださいと言っても説得力がないかと思いますので、将棋の羽生善治先生のお言葉をここで紹介させて頂きます。

 

「何事であれ、最終的には自分で考える覚悟がないと、情報の山に埋もれるだけ」

 

FXの世界では情報の山に埋もれている人があまりにも多いと感じていますし、埋もれることを心地良いと感じているのではないかと錯覚するくらいです。

 

自分で考えない限り道は拓けませんので、今回の練習問題に限らず常に考えるということを強く意識して頂ければと思います。

 

私が何を語ろうともご自身でお考え頂けない限り力は付きませんので、ブログを読むだけだったら時間の無駄ですよ!