昨日(10月3日)、ドル円は一時150円に到達しましたが、その後6分間で300pips近く急落しました。
この急落に関して介入があったとの憶測が流れているのですが、実際のところはどうなのでしょうか?
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結論から申し上げると介入があったかどうかなんてことは私のような一般人にはわかりません。
わからないのですが、推測は可能です。
ということで、私なりの推測を発表したいと思います。
まずは、
円が一転急伸、昨年10月以来の150円付けた後で-介入観測も(Bloomberg) - Yahoo!ニュース
こちらのニュース記事をご覧頂きたいのですが、この記事内に
「財務省幹部は介入に入ったかどうかはノーコメントだと回答した」
とあります。
介入していなければ「していない」と答えれば良いだけなので、ノーコメントということは「介入しました♪」と言ってるようなものだと思うのは私だけでしょうか?
続いて実際のチャートを見てみましょう!
上はドル円1分足のチャートですが、赤丸のところで150円にタッチしました。
150円にタッチ後に黄線まで下げるのですが、この間の値幅は約10pipsです。
キリ番中のキリ番ともいうべき150円に到達したのに10pips程度しか下げないというのはあまりにも不自然です。
150円というのは買いポジションを持っている人の利確目標だったでしょうし、150円から新規で売りたいと考えていた人も多い筈です。
なのに10pipsほどしか下げなかった。
何故こんなことになったのでしょうか?
これはチャートの左側を確認すれば色んな推測が可能かと思います。
上はドル円の15分足ですが、赤丸辺りでかなり長時間揉み合います。
また、150円に到達する直前の黄丸辺りでも上にも下にも行けず揉み合います。
赤丸でも黄丸でも結局一度も150円にタッチすることがなかったのですが、このような状態が続けば買いポジションを持っている人は何を考え、どう行動してくるでしょうか?
「全然150円に到達しないし、150円タッチで急落したら嫌なので早めに決済しておこう」と考えませんか?
この早めに決済しておこうと考えた人達の決済が赤丸や黄丸内での下げている部分だと考えれば、150円タッチで10pips程度しか下げなかったのも頷けます。
また、150円に到達するまでに多くのトレーダーが考えるほどの買いポジションが溜まっていなかったという考え方も可能かと思います。
どういうことかと言いますと、オレンジ線で約100pips急落しています。
この急落時に買いポジションを持っていた人の多くが決済を余儀なくされたでしょう。
となると、買いポジションが溜まるのはオレンジ線の急落以降ということになり、赤丸や黄丸内で決済した人がいると考えると、それほどの買いポジションは溜まっていなかった可能性があります。
続いて売りの立場で考えてみましょう。
と言っても、売りの立場で書くことはほんの少しですw
オレンジ線の急落以降、ずっと上昇を続けています。
このような状態が続いている中で150円に到達したからと言ってすぐに売りたいと思いますか?
先日の記事で150円に一気に到達するのと、ジワジワ上昇して到達するのとでは考え方が違うということを書いたのですが、今回の場合はジワジワ上昇しました。
ということは、ジワジワ上昇する間にじっくり考える時間があります。
じっくり考える時間があるからこそ、ずっと上昇している中で売るのはかなりの勇気が必要かと思います。
ということで、買いポジションがあまり溜まっておらず、150円に到達する前に決済した人が多かった。
更には、ジワジワ上昇していたので150円に到達したからと言ってすぐに売るのは困難だったからこそ、150円のタッチしても10pipsほどしか下げなかったと考えられます。
このように考えることで150円に到達後の急落というのは介入の可能性が高いと考えられます。
何故かと言えば、上でも書いた通り150円に到達しても10pips程度しか下げなかったのに、その後300pips近くも下げるのはあまりにも不自然だからです。
とは言え、介入がなかったという可能性もゼロではありません。
何故かと言えば、キリ番中のキリ番である150円となると、150円ジャストではなく、少し上=150.1円~150.2円辺りの方が強く意識されると言いますか、この辺りに大量の売り注文が入っていることは珍しくありません。
何故このようなことになるかと言えば、150円に到達する直前に大口さんが150円を抜こうと仕掛けてくることがあり、この動きに乗じて新規の買い注文が殺到することがあります。
この動きによって150円を上抜くのですが、上抜いたのを確認して大口さんは一転して売りに転じます。
すると何が起こるでしょうか?
150円を上抜いたと見せかけてその後大きく下げる。
つまり、ダマシが起こる訳です。
こういう動きを警戒して150円ジャストではなく、少し上に売り注文を入れておくことでエントリー後の10~20pips程度の逆行を防ぐことができます。
今回も150円の少し上に大量の売り注文が入っていたとすると、150円を上抜けた瞬間に買った人は一瞬で含み損になります。
なので、買った人は慌てて損切りします。
この動きに乗じて新規の売り注文が大量に入れば下げる力が大きくなり、赤丸の揉み合いを下抜ければまだ買いポジションを持っていた人も決済を余儀なくされます。
このような動きが連続で起こり300pips近く下げたと考えることはできますが、上でも書いた通り買いポジションは思うほど溜まっていなかったと思うので、やはり不自然という印象の方が強いです。
続いて急落後の動きに関してですが、
300pips下げるものの、上昇の起点である黄線で止められ猛反発します。
この黄線は急落時に売った人の利確目標として意識されるでしょうし、押しを待っていた買い勢からすれば絶好の買いポイントでしょう。
ということで猛反発するのですが、全戻しするほどの力はありませんでした。
今回の急落が介入と断定はできませんが、もし介入だったとすると2回目があるかもしれません。
そうなると上に行けば行くほど買いにくくなりますし、下も黄線で猛反発したので赤枠の波の中間地点辺りで様子窺いしているのが現在かと思われます。
今日は朝から記事を書く予定はなかったのですが、興味がある方が多いと思い頑張って書いてみました!
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以上です!