9月27日にドル円は149.7円辺りまで上昇し、150円目前まで迫りました。
その後、9月29日に100pips近く下げ、148.5円近辺まで下げるものの猛反発し、結局は149.3円辺りで先週の取引を終えました。
150円が目前に迫ったことで色んな憶測が飛び交ったり、自信満々に自らの予想を公開されている方もいらっしゃるのですが、もし私が「今後どうなりますか?」と聞かれたら自信満々に
わかりません!
と答えますw
「わかりません」と答えるより、自らの予想を公開する方が一般的なウケは良いでしょうが、神や預言者でない限り今後どうなるかなんて誰にもわかりません。
ある程度の精度での予想は可能でしょうが、もしその予想が外れたらどうするのでしょうか?
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予想した本人は予想が外れればすぐに損切りするだけかもしれませんが、その予想を信じた人は損切りができないとか、遅れることで多大なる損失を被るかもしれません。
全トレーダーがトレードは自己責任で行うものということをしっかり理解し、予想が外れたからと言って誰一人文句を言わなければ問題にはならないでしょうが、FXの世界には他力本願という方が多いようですので、最悪の場合訴訟問題に発展するかもしれません。
ですので、私は絶対に予想なんてしません!
ということで、今後どうなるのかなんてことは誰にもわからないということをしっかり理解しておくべきかと思います。
では、わからないのであればどうすれば良いのでしょうか?
それは・・・
色んな動きのパターンを事前に想定しておけば良いだけの話です!
予想なんてことをするからその予想が外れた時にとんでもないことになる可能性があるのですが、色んな動きのパターンを事前に想定しておくことでどのような動きにも対応できる、つまり、過去の名馬・メジロマックイーンのような自在な競馬ができる訳ですw
ふざけている訳ではないのですが、競馬のオールドファンに一番わかりやすいように説明しましたw
予想するということは上とか下というような感じで一方向しか見ないので視野が狭いと思うのですが、色んな動きのパターンを想定するということは上や下、更には〇〇辺りで揉み合うかも?なんてことも考えるので視野が広いです。
これは別に150円近辺に限ったことではなく、常に広い視野でチャートを見ることができれば無駄なトレードが減るとか、大きく獲れそうなところも自然とわかるようになるかと思います。
と、ここまでが前座なのですが、今週はアメリカの雇用統計の発表があるので150円にタッチすることがあるかもしれません。
その前にタッチするかもしれませんが・・・
ということで、もし150円にタッチしたらその後どのような動きになるのかを是非お考えください!
さようなら!
で終わったらかなり叩かれそうなので、私なりに想定される動きをいくつか紹介したいと思うのですが、その前に現在までの動きを見ておきましょう。
上はドル円の15分足ですが、15分足でも1週間以上前までの状況がわかるので15分足で十分かと思います。
さて、赤丸辺りであまり値幅のない揉み合い状態となったのですが、何故この辺りで揉み合ったのでしょうか?
正確なところは多くのトレーダーにアンケートでも取らない限りわからないのですが、推測は可能です。
まず、黄丸のところが当面の高値である149.7円辺りなのですが、軽く押した後にオレンジ丸から黄丸を上抜くような動きになればもしかしたら150円にタッチしていたかもしれません。
ですが、そうはならずオレンジ丸から下げたことで高値を切り下げました。
ということは、一旦上昇の流れが止まったということになります。
止まったのですがピンク丸辺りから再度上を目指せば違った動きになったかもしれません。
ですが、ピンク丸から下げることで黄丸・オレンジ丸・ピンク丸とどんどん高値を切り下げました。
こうなると買い勢からするとかなり買いにくくなるでしょう。
買いにくくなるということは売り勢からすればチャンスなのですが、ピンク丸から売ったとしても緑枠の波の上限を下抜くことができず、その後も何度かこの上限辺りで止められます。
となると、この上限辺りからは売りにくくなり、この上限辺りで売ってた人が決済したり、この辺りから買ってくる人もいるでしょう。
この買いの勢いが強ければ黄丸を上抜くような動きになったかもしれませんが、どんどん高値を切り下げている訳なので、上に行けば行くほど買いにくくなるでしょう。
こういったやりとりが続いたので上にも下にも行けず、あまり値幅のない揉み合い状態になったと考えられます。
その後ですが、揉み合いの上限である水色線にタッチ後大きく下げ、緑枠の上限だけではなく下限も下抜けます。
下限も下抜けるのですが、上昇の起点である白線(148.5円)付近に到達した後に猛反発するも、水色線手前で失速した辺りで取引を終えました。
結局のところ、緑枠の下限を下抜けたことがダマシのようになったのですが、当ブログをしっかりお読み頂き、しっかり理解されている方であれば緑枠の下限を下抜けたからと言って慌てて売るなんてことはなかったと信じたいですw
個人的には下限を下抜けた辺りで買いと売りの比重は買い9.5:売り0.5くらいの割合で考えていました。
「150円の話はどうなったの?」と言われそうなのでこれくらいにしておきますが、動きの意味を理解することは重要ですので、つまらないと思わずしっかりお読み頂き、しっかり理解して頂ければと思います。
さて、150円の話ですが、
日足で見ると下落の起点である赤線をすでに実体で上抜けています。
9月29日に大きく下げるものの、その後猛反発したのはこの赤線が意識されているとも言えるのですが、だとすると重要指標や要人発言等の大きく動く要因がなければ積極的には売りにくいでしょう。
と言っても、それは150円にタッチするまでの話です。
日足のローソク足を一番大きくしてみたのですが、もし黄線で示したように急上昇して150円にタッチしたらどうなるでしょうか?
ちょっと考えてみてください。
150円を利確目標にしているトレーダーは多いでしょうし、150円から売りたいと考えている人も多いでしょう。
また、黄線の上昇中に買った人も一気に上昇して150円にタッチしたら決済しようと思いませんか?
150円は同じキリ番でも148円や149円とは意味が違うと思います。
言うなればキリ番中のキリ番なので多くのトレーダーが意識しているでしょう。
そのキリ番中のキリ番にタッチすれば上で書いたようなことが起こる可能性があるので大きく下げるかもしれません。
あくまでも「かもしれません」であって絶対ではないです。
大きく下げない可能性があるとすると、150円の少し手前で重要指標の発表があり、一瞬にして150円を上抜く場合です。
150円にタッチで買ってた人の決済や新規の売り注文が入るでしょうが、それ以上に指標によって大量の買い注文が入り、買ってた人の決済や新規の売り注文に勝てば上昇します。
この上昇によって150円よりも下で売っている人は全員含み損になるので、150円を少し上抜けるくらいでは損切りしてこないかもしれませんが、20pipsくらい上に行けばどんどん損切りが出て更に上昇するかもしれません。
というような可能性もあるので、150円にタッチしたからと言って100%下げるとは限りません。
一方で、黄線のような急上昇ではなく、オレンジ線で示したようにジワジワと上昇して150円にタッチしたらどうなるでしょうか?
「急上昇でもジワジワでも結果は同じじゃね?」と思われるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
急上昇するということは下の方で買えた人からすると一気に含み益が増えます。
一気に含み益が増えたら利確したいと思いませんか?
これに対してジワジワだと含み益もジワジワとしか増えません。
ジワジワだと考える時間が十分あるので、それほど慌てて決済する必要がありません。
また、ジワジワ上昇するということは売り注文よりも買い注文の方が僅かに多いだけであり、売り注文も入っています。
急上昇するのは売り注文よりも買い注文の方が圧倒的に多い状態ですので、ジワジワとは状況が違います。
ということを理解しつつ改めてお考え頂きたいのですが、ジワジワ上昇する中で150円にタッチすれば事前に利確目標を150円にセットしていた人の決済注文は約定されるでしょうし、150円で新規の売り注文をセットしていた人の注文も約定されるでしょう。
ですが、上でも書いた通り、ジワジワだと考える時間があるので特に150円で売りたいと考えている人は売るのを躊躇しませんか?
何故かと言えば、ジワジワということは買いの方が強い状態が続いている訳ですし、例えば149.97円くらいで大口トレーダーが大量の買い注文を入れれば150円に到達するでしょう。
となると、150円に入っていた決済注文や新規の売り注文は約定されます。
ですが、それ以上の買い注文を大口トレーダーが入れていれば150円よりも上に行き、150円ジャストで売った人は一瞬で逆行することになります。
というような可能性もあるのですが、考える時間があると最悪の状況を考える人もいるので急上昇の時とは違いますよということが言いたい訳です。
急上昇とジワジワでは考え方が違うので、150円に到達するまでの経緯を無視して150円到達で売りなんてことは軽々しくは言えないということになります。
ここまでで終わると肝心の150円到達後の動きの説明が不十分なのですが、すでに当記事の文字数が4000字を超えました。。。
ですので、簡単ではありますが、150円にタッチで下げた場合の話だけ軽くしておきます。
上はドル円の4時間足ですが、150円にタッチで下げた場合、最初の押し目買いポイントは赤線(148.5円)辺りになるかと思います。
次いで上昇の起点である黄線・ピンク線と続くのですが、何度も意識された緑線(145円)辺りまで下げてくれたらかなり買いやすくなるかと思います。
というのが押し目買いのパターンですが、もし150円タッチで赤線を明確に下抜くようなことがあれば戻ったところから売るというのもありかと思います。(水色線で示したような動き)
もっと色んなパターンを紹介しても良かったのですが、この記事でお伝えしたいのは予想なんてしないということと、事前に色んな動きのパターンを想定しておくことであり、私が全パターンを紹介してしまえば自分で考えない人も多いでしょう。
それでは意味がないです。
自分で考えるということが重要ですから。
それと、150円にタッチしたからと言って慌ててトレードする必要はないと思います。
150円タッチで売れば一番高いところで売れるかもしれませんが、頭と尻尾はくれてやれという相場の格言があります。
頭で売れたとしてもなかなか伸びずにイライラすることが多々あるかもしれませんが、決着が付いた後であれば短時間でサクっと獲れることが多々あります。
どちらに行くのかわからないようなところでトレードするから疲れるのであって、決着が付いてからだと肉体的にも精神的にも楽ですよ♪
ということで、個人的には雇用統計発表後まではトレードする予定はありません。
それまでに150円に到達しない限り。
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以上です!