私の今の関心事はドル円の動きではなく、18年ぶりのAREを目指す阪神タイガースの動向ですw
この記事を書いている時点でマジック15なのでもう優勝は間違いないと言いたいところですが、まだ2位広島との直接対決が7試合も残っています。
もしこの直接対決で全敗するようなことがあればまだわからないのですが、そうなる前に岡田大監督が何とかしてくださるでしょう。
と、FXとは何の関係もないことを書いたので本題に入ります!
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さて、AREの正体ですが、AREとはローソク足のヒゲのことです。
しかも、長いヒゲのことです。
長いヒゲの後に大きく動くことがあるのですが、何故大きく動くのでしょうか?
この理屈は雇用統計発表後の動きの解説記事ですでに説明済みなのですが、今回は少しだけ視点を変えて説明したいと思います。
この理屈が理解できれば大きく獲れることもあるでしょうし、何よりも無駄な負けトレードを減らせるのではないかと思いますので、しっかり理解してください!
では、ちょうど本日良い例がありますので、その例を参考に説明したいと思います。
上はドル円15分足のチャートですが、赤丸のところで長い下ヒゲとなっています。
その後大きく上昇し、赤丸の下限からオレンジ丸までの値幅は約50pipsあります。
50という数字だけを見ると大したことはないように思われるかもしれませんが、全く値幅のない黄丸辺りの動きと比較するとその差は歴然です。
赤丸の長い下ヒゲが起爆剤となってその後大きく動いたかと思うのですが、何故このような動きになったのかわかりますか?
当ブログの過去記事をしっかりお読み頂き、しっかりご理解頂いている方であればあまりにも簡単な問題かと思うのですが、何をどう考えれば良いのかわからない方にとっては難問かと思います。
ですが、必ずチャートの左側にヒントとなるものがありますので、チャートの左側からの流れを順番に追って考えられる限りのことを考えてみてください。
ちなみに、この後に私が書く内容というのは誰かに教えてもらったものではなく、自分で考えたことです。
ですので、私が書く内容が正解なのかどうかはわかりませんが、正解かどうかなんて誰にもわからないと思いますし、自分なりの正解と言いますか、自分なりの基準みたいなものを確立していくことがFXにおいて重要なことかと思います。
では、私なりの考え方を説明したいと思います。
まず注目すべきはピンク枠のサポートゾーンとも言うべきところの存在です。
ピンク丸で下ヒゲとなっており、この下ヒゲの下限と上昇の起点である緑丸がほぼ同じ高さなのでピンク枠のように囲ってゾーンとして考えます。
すると、赤丸の下ヒゲの下限がピンク枠のゾーンにほぼ到達しました。
ほんの僅かに届いていないのですが、届いたと仮定して以下の設問に答えてみてください。
・ピンク枠のゾーンよりも上で売り、まだポジションを持っている人はピンク枠のゾーンに到達した時にどう行動してきますか?
・今現在ポジションを持っていない人がピンク枠のゾーンに到達した瞬間に売りたいと思いますか?
・ピンク枠のゾーンよりも上で買い、まだポジションを持っている人はピンク枠のゾーンに到達した時にどう行動してきますか?
・今現在ポジションを持っていない人がピンク枠のゾーンに到達した瞬間に買いたいと思いますか?
上の4つの設問は色んな場面で使えますので、トレーダーの心理(大衆心理)を考える際の参考にして頂ければと思います。
では、順番に見て行きましょう。
まず1番目のピンク枠のゾーンよりも上で売り、まだポジションを持っている人はピンク枠のゾーンに到達した時にどう行動してきますか?関してですが、ピンク枠のゾーンを明確に下抜ければポジションを保持するでしょう。
逆に、ピンク枠のゾーンで反発して上昇すればどんどん含み益が少なくなるので決済してくる人がいるでしょうが、ピンク枠のゾーンに到達した瞬間というのはまだ上で書いたような見極めはできません。
ですが、例えば黄丸辺りで売った人の中でピンク枠のゾーンに到達したら決済しようと考えている人がいるでしょうし、実際に決済した人もいるでしょう。
まだ見極めができない人もいますが、実際に決済した人もいるとなると売ってた人の決済なので買いが入ります。
つまり、上昇する力となります。
次に、今現在ポジションを持っていない人がピンク枠のゾーンに到達した瞬間に売りたいと思いますか?に関してですが、こんなところで売りたいと思いますか?
私だったら100億%売りませんが、チャートの左側が見えていない人や、ピンク枠のゾーンを下抜けることを期待して売ってくる人もいるでしょう。
ですが、こんなところで売るというのは下げている途中で売ることになるので、売ってくる人の数は少ないでしょう。
ですが、1人でも売ってくる人がいれば下げる力となります。
続いて、ピンク枠のゾーンよりも上で買い、まだポジションを持っている人はピンク枠のゾーンに到達した時にどう行動してきますか?に関してですが、ピンク枠のゾーンよりも上で買っている人のほぼ全員がピンク枠のゾーンに到達した段階で含み損となっている筈です。
赤丸の下げている途中ですでに決済済みという方もいらっしゃるでしょうが、まだポジションを持っているとなると含み損でしょう。
「ヤバいな~」と思いつつも、ピンク枠のゾーンが支えなので、ここを下抜けてくれば潔く損切りという方が多いでしょう。
ですが、ここを下抜けなければまだ希望はあるので、ピンク枠のゾーンに到達した時点では何もしてこない人が多いでしょう。
となると、上にも下にも行く力にはなりません。
最後に、今現在ポジションを持っていない人がピンク枠のゾーンに到達した瞬間に買いたいと思いますか?に関してですが、ピンク枠のゾーンというものを認識できていれば絶好の押し目買いポイントとなります。
ただ・・・
ピンク枠のゾーンに到達した瞬間に買うとなるとカウンターでの買いとなります。
ですが、少なくとも下げている途中で売るなんてことは問題外なのでカウンターで買ってくる人もいるでしょう。(理想はゾーンに到達した後に反発し、再度下を目指すも安値を切り上げた辺りでエントリーする方が良いかと思います)
どれくらいの人が買ってくるかはわかりませんが、新規の買い注文が入れば上昇する力となります。
以上の内容をまとめると、上にも下にも行く力にならないのが1票、少しだけ下げる力になるのが1票、上昇する力になるのが2票ということになり、ピンク枠のゾーンに到達した時点では上昇する力の方が強いということになります。
とは言え、少しだけ下げる力になるのが1票の中身がとんでもない大口トレーダーさんであればピンク枠のゾーンをブチ抜いてくるかもしれませんし、少しだけ下抜けてダマシになるという動きも珍しくはありません。
こういうこともありますが、今回は考え方をご理解頂きたいので、上昇する力の方が強いということしっかりご理解ください。
続いて、ピンク枠のゾーンに到達した後のことを考えてみたいのですが、もしピンク枠のゾーンを下抜けてくれば売りポジションを持っている人は保持するでしょうし、買いポジションを持っていた人は損切りしてくるでしょう。
一方で、ピンク枠のゾーンに到達した後に上昇すればどうなるでしょうか?
上で見極めができないと書いた人も上昇すればするほど含み益が少なくなるので決済してくる人がいるでしょうし、カウンターでの買いを嫌った人もピンク枠のゾーンの硬さを確認できればどんどん新規で買ってくるでしょう。
となると、売ってた人の決済=買いと、新規の買いのダブルパワーで一気に上昇することが多いという理屈になります。
一気に上昇したとしても黄丸辺りから再度新規の売り注文がたくさん入ることもあるのですが、少し前にピンク枠のゾーンで跳ね返されたのを見ていながら積極的に売りたいと思いますか?
当然売ってくる人もいるでしょうが、跳ね返されたのを見て売り意欲が少しでも減れば買いが勝ちその後も上昇したと考えられます。
以上、長々と書いてきたのですが、ヒゲそのものの説明は全くしていません。
何故かと言えば、長い下ヒゲが出ればその後大きく上昇するなんてことを単純に覚えて頂きたくないからです。
良い例を見付けたので紹介しておきます。
赤丸で長い下となっているのですが、その後軽く上昇するものの結局は次の足で赤丸の下限を楽々と下抜けました。
これは黄線やオレンジ線の安値を赤丸ですでに下抜けていることが原因かと思うのですが、こういうことも当然あります。
長い下ヒゲの後に大きく動く場合にはピンク枠のゾーンに到達するとか、ゾーンをほんの少しだけ下抜けるというような条件、更には上の方に強力なレジスタンスラインがない方が大きく動く可能性があるので、長い下ヒゲ=その後大きく上昇と決め付けないでくださいね♪
だったら今回のテーマはヒゲでなくても良かったのですが、考え方さえ理解できればテーマは何でも良いのでヒゲにしただけのことですw
上の4つの設問を色んな場面で考える訓練をすれば一気に力が付くかと思いますので、是非お試しください!
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以上です!