今回の記事タイトルは「専業トレーダーはチャートを見て何を考えているのか?」なのですが、私が考えていることをどれだけ書こうともお読み頂いている方のトレード能力はアップしません。
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勿論、私が考えていることが参考になることはあるかもしれませんが、参考になったことをご自身なりに訓練することで力が付きます。
ということで、今回の記事の主目的は私が過去にやっていた訓練方法を公開することです。
ですが、訓練方法をただ書き綴るだけでは退屈でしょうし、記事タイトル的にも美味しくないので「専業トレーダーはチャートを見て何を考えているのか?」にしましたw
タイトル詐欺にならないように私が考えていることも公開しますが、主目的は訓練方法を公開することなので、その辺りのことを意識しながら以下の内容をお読み頂ければと思います。
さて、その訓練方法というのは過去にも何度か書いています。
その方法というのは・・・
ローソク足を1本1本動かしながら売り買い両方の気持ちを考えたり、エントリーの可否や決済のタイミングなどを考えます。
これは物凄~く地味な訓練ですが、お休みの日に1日中やれば一気に力が付くかと思います。
では、実際にやってみましょう!
今回訓練するのはもう何年もチャートを見ていない豪ドル円の15分足にします。
そして、開始日は可能な限り左にスクロールした2023年3月2日にします。
馴染みのある通貨ペアであったり、最近のチャートだとどのような動きだったのか記憶してる可能性がありますので、チャートの右側が全くわからない状態で訓練した方が効果的でしょう。
これがスタート地点のチャートで、チャート右端の赤縦線を開始位置とします。
そして、波の上限と下限にとりあえず赤色の水平線を引いておきます。
ローソク足を1本ずつ動かす方法は何度も紹介しているのですが、キーボードの「F12」ボタンを押すとローソク足1本分右側に移動します。
開始位置から「F12」ボタンを押すも全く動きがなかったのですが、黄丸のところで上の方の赤線にタッチします。
ここで買いポジションを持っている人は何を考えるでしょうか?
オレンジ丸辺りで買えていたのであれば黄丸の位置に到達することで約30pipsの含み益があります。
約30pipsあれば利確しても良さそうなのですが、黄丸の位置というのはピンク枠の揉み合いを上抜け、更には緑丸のミニダブルトップも僅かではありますが上抜けています。
であれば、上の方の赤線をガッツリ上抜けて大きく走る可能性もあるでしょう。
このように考えると黄丸の位置で利確する必要はないのかもしれません。
一方、今から新規で売りたいと考えている人は黄丸の位置で何を考えるでしょうか?
ピンク枠やミニダブルトップを上抜けているのは気になるけれども、2ヵ所の水色丸を見ると共に大きく下げた起点です。
ということは、上の方の赤線=黄丸辺りから売りたいと考えている人は多い筈です。
ですが、黄丸の位置で売るということはカウンターでの売りになるのでもう少し様子を見た方が良いでしょう。
その後ですが、オレンジ丸で示したように2本連続で陰線となります。
この2本の陰線は何を意味するのでしょうか?
と質問するまでもないかと思いますが、買いポジションを持っていた人の利確目標が上の方の赤線であり、ここで利確した人がいるでしょうし、赤線から売ってきた人もいるので2本連続で陰線になったと考えられます。
では、2本連続で陰線となった段階で新規で買いたいと考えている人はどう行動してくるでしょうか?
2本連続で陰線ということは軽く押した訳ですので、次の足で買うという選択肢もあるでしょう。
ですが、赤線をほんの少し上抜けていますが上ヒゲとなって跳ね返されたので赤線を上抜けたとは言えず、赤線で止められたと見るべきでしょう。
止められた地点までの値幅が10pipsもないのに買う必要があるでしょうか?
赤線を上抜けることを期待して買うのは絶対にダメという訳ではないのですが、買うのであれば明確に赤線を上抜けてからでも遅くないでしょう。
ということで、私であれば2本連続陰線の直後に買うことはほぼないかと思います。
2本連続陰線の後に2本連続で陽線となるのですが、この陽線の意味は何でしょうか?
これまた問うまでもないかと思うのですが、軽く押したので赤線を上抜けることを期待して買った人がいるから陽線になったのでしょう。
もしくは、赤線から売ったけど伸びそうにないので慌てて決済した人もいるでしょう。
その後ですが、2本連続で陽線となった後にピンク丸で示したように3本連続で上ヒゲとなっています。
これは、赤線を上抜けることを期待して高いところから買うもののすぐに跳ね返されたことを示しているかと思います。
この3本連続の上ヒゲで赤線が硬いと判断し、3本連続上ヒゲの次の足で下げ始めれば売っても良いかなと思います。
ここで売れば損切りも僅かで済みますし、ほぼ最高値付近で売ることになるので中途半端なところで売り買いするよりも値幅は期待できそうです。
ピンク丸のその後ですが、もし上で書いたように3本連続の上ヒゲの次の足の下げ始めた時に売っていればすぐに思惑の方向に動くものの、再度上昇します。
結果だけを見れば緑丸辺りで売った方がストレスはなかったかと思うのですが、緑丸まで戻らずにピンク丸の直後に急落するようなことがあればエントリーできなかったかもしれません。
この辺りに関してはどちらが良いと断定するのは難しいのですが、ピンク丸の直後に売れば損切り幅が少なくて済むというメリットがあります。
緑丸の位置というのはピンク丸の位置とほぼ同じですが、緑丸の位置まで戻す力がなければ当然損切り幅はピンク丸の直後に売るよりも大きくなります。
この辺りの兼ね合いをどう処理するのかは各トレーダーが判断すべきことかと思います。
で、もしピンク丸の直後に売れていれば最大で65pipsほどの含み益となりました。
めでたしめでたしw
まだまだ続けたいと思っていたら予想外の文字数になりましたのでこれくらいにしておきます。
さて、上でも書いた通り物凄~く地味な訓練だとご理解頂けたかと思うのですが、リアルチャートとは違いじっくり考える時間がありますし、全く動かない時にはF12ボタンを連打することでポイントに到達したところや動き始めた瞬間まで簡単にワープできます。
更には、リアルチャートが動かない土日に好きなだけ訓練できます。
フォレックステスターでも当然同じようなことができるかと思うのですが、フォレックステスターというのは検証用に使われている方が多いのではないかと思います。
検証作業も必要なのかもしれませんが、今回の訓練を続ければこういうところが意識されやすいとか、こうなれば動きにくくなるだろうな~なんてことがやればやるほどわかるようになるかと思います。
つまり、検証作業をやらなくても「次はこんな動きになるかも?」ということを複数パターン準備することが可能となります。
このような状態になれば検証作業をやるよりも効果的かと思いますので、仮説もなくダラダラと検証作業をやるくらいなら今回の訓練を徹底的にされることをオススメします。
別に検証作業を否定する訳ではないのですが、何ヶ月も何年も検証ばかりされている方が多いように感じています。
私からすると「いつまで検証やってるのかな~」という感じですし、自らの負けトレードを勝ちトレードに変える際に仮説を立てて検証というよりも確認作業をする程度で十分かと思います。
どれだけ検証しても勝率100%の手法や勝ちパターンなど存在しませんので、ある程度のところで切り上げて今回のような訓練をされる方が確実に力が付くかと思います。
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以上です!