2ヶ月ぶりの負けトレード解説の4回目です。
まず最初に、ご応募頂いたことを深く感謝致します。
では、どのような負けトレードだったのかを見ていきましょう。
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この記事をご覧になっている方も今回の負けトレードの問題点等を是非お考えください。
考えられた後に私の解説をご覧になった方が頭に定着しやすいと思いますので。
*一部私の方で画像を編集しております。(口座番号が消されていなかったのでw)
以下、ご本人さんから頂いたテキストをそのまま掲載します。
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9月11日21時49分 ドル円 146.428で売り、146.528で損切り(-10pips)
環境認識:1時間足の上昇の起点である黄線を下抜けたので売り中心で考えた。2ヵ所の黄丸で安値を切り下げたので売る意志が固まった。
エントリーの根拠:3ヶ所のオレンジ丸で安値を切り下げており、一番右のオレンジ丸で上ヒゲが2本出たのを確認して次の足に切り替わった瞬間にエントリー。
損切りの根拠:10pipsで損切りになるように設定していたので強制的に切られた。
反省点:今見返せば1時間足の2ヵ所の黄丸で高値を切り下げているのだからもっと上から売れた。
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以上ですが、順番に解説したいと思います。
まず1時間足ですが、上昇の起点である黄線を下抜けたことはしっかり認識されています。
更に、2ヵ所の黄丸で高値を切り下げていることも認識されています。
であれば、ご本人さんが反省点で書かれている「もっと上から売れた」というのがすべてという気がします。
これで終わっても良いのですが、もう少し詳しく見ていきましょう。
続いて15分足を見ると・・・
15分足のピンク丸は私が付け加えたのですが、このピンク丸で軽く揉み合っています。
この揉み合いを上抜けたことで大きく上昇したと考えると、エントリーされた赤丸辺りというのは上昇の起点付近まで戻ってきたということになります。
となると、赤丸辺りから一気に上昇する可能性があったということになります。
また、15分足で見てもかなり売られた後に売っていることに気付けるかと思いますし、赤丸辺りというのは大きく下げた後の揉み合い状態ということになり、安定的に勝っているであろう人達がほぼ手を出さないようなところです。
次にエントリーの根拠を見ていきましょう。
「3ヶ所のオレンジ丸で安値を切り下げており、一番右のオレンジ丸で上ヒゲが2本出たのを確認して次の足に切り替わった瞬間にエントリー。」
とのことですが、
確かにオレンジ丸で高値は切り下げています。
ですが、緑丸でほんの少し揉み合ったところを上抜けているので、水色丸と緑丸の関係を見ると安値を切り上げていることになります。
今回の記事タイトルに「まずは逆の立場から考えてみよう!」と書いているのですが、今回もし逆の立場である買いたい人の気持ちを考えればどうなっていたでしょうか?
水色丸と緑丸で安値を切り上げているので、緑線もしくは水色丸付近まで引き付けて買いたいと考えている人がいるかもしれません。
事前にこのように考えることができれば今回の位置で売らなかったかもしれませんし、売ったとしても紫丸の下ヒゲを見れば「あっ、やっぱり水色丸辺りから買いたい、もしくは水色丸辺りが売ってる人の決済ポイントだったのかも?」ということに気付け、紫丸の次の足で上昇し始めた辺りで決済しておけば僅かではありますがプラス収支になっていました。
売る気満々の時に逆の立場の人のことを考えるのは困難かもしれませんが、売りたいと思う時に最初に買いたい人の気持ちを考えれば売るのをやめて負けトレードを減らせるかもしれませんし、紫丸の次の足で決済なんてことも可能になってくるでしょう。
「逆の立場を意識する!」とどれだけ心の中で叫んでもそう簡単にはできませんので、売りたいのであれば最初に買うつもりになって考えるということを習慣付ける必要があります。
これができれば「売ろうと思っていたけど、買える理由も売れる理由と同じくらいあるのでやめておこう」なんてことができるようになり、無駄な負けトレードを大幅に減らせるかもしれませんので是非お試しください。
それと、もう1点気になることがあります。
それは、「次の足に切り替わった瞬間にエントリー」とのことなのですが、切り替わった瞬間にエントリーすると、エントリーした瞬間に逆行するリスクがあります。
今回もエントリー後僅かに逆行しているのですが、僅かではなく激しく逆行した可能性もあるので、切り替わった瞬間よりも下げ始めた瞬間の方が逆行リスクは少なくなるかと思います。
ただし、損切り幅は切り替わった瞬間の方が僅かではありますが少なくなります。
最後に、損切りの根拠は「10pipsで損切りになるように設定していたので強制的に切られた。」とのことでした。
固定にしておけば大きく負けることはないのですが、上で説明したようなことが理解できていれば紫丸の次の足で決済できていたでしょう。
たとえ数pipsでもプラスになるのとマイナス10pipsでは1回のトレードでは大差はなくても、10回・100回・1000回となれば大きな差となります。
逆の立場のことを考えることで上手く逃げることができれば損切りトレードも減らせるでしょうし、1000回のトレードをする頃には全く同じエントリーポイントでエントリーした人とは天と地くらいの差になるかもしれません。
10pipsの固定損切りに加えて、上手く逃げるということができれば負けても最大でマイナス10pipsですし、ダメだと思えば上手く逃げて、獲れる時に大きく獲ればそれほど勝率を気にしなくても月間でプラス収支というのはそれほど難しくないかもしれません。
当ブログでは逆の立場の人の気持ちを考えるということは飽きるほど書いていますが、何回書こうともできない人はできません。
と言いますか、やろうとしなければできる筈がありませんので、逆の立場の人の気持ちを考える訓練を是非して頂ければと思います。
これができた上での負けトレードであればある意味仕方のない負けかと思います。
仕方のない負けしかしない状態になればほぼほぼ勝ち組の仲間入りは確実かと思います!
この場で新たに負けトレード記録の募集はしませんが、過去記事をお読みになった方の負けトレードは随時募集しておりますし、負けトレード以上に学びや気付きがあるものはないと考えています。
普段の記事を書くのは考えながらなのでかなり大変ですが、負けトレード解説は私にとっても気付きの宝庫ですし、記事を書くのも楽チンなので我こそはという方はご連絡ください。
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