3週間ご無沙汰しております。
ようやく朝晩は多少涼しくなってきたのですが、暑さが強烈に苦手な私にとってはまだまだ暑く、積極的に外に出ようという気にはなりません。
ということで久々に記事を書こうと思ったのですが、本日の記事タイトルは「フィボナッチリトレースメントは使えるのか?」です。
で、当ブログで疑問形の時の答えは決まっています。
それは・・・
私のメイン口座です♪
使えるかどうかは自分で考え、判断しましょう!
です。
とは言え、判断材料がなければ考えることすらできないかと思いますので、私が考えていることを書いていきたいと思います。
その前に、フィボナッチリトレースメントとは何なのか?
それは・・・
チャート上のサポートとレジスタンスの水準を算出するテクニカル分析の手法のことなのですが、有名なフィボナッチ数列を利用したものです。
こんな説明ではわからないかもしれないので、実際のチャート上にフィボナッチリトレースメントを表示させてみましょう!
上はドル円の4時間足ですが、赤線で示した大きな下落に対してフィボナッチリトレースメントを表示させています。
この中で注目すべきは赤丸の50、黄丸の61.8、緑丸の38.2という数字なのですが、この3つの数字がFXにおける手法において主に使われています。
具体的には、この3つの数字が戻り売りや押し目いの目安とされているのですが、上のチャート画像をご覧になり、50や61.8・38.2という数字のところでしっかり反発しているでしょうか?
少なくとも今回例として紹介したチャートにおいては一度たりともラインぴったりでは反応していません。
このように書くと、「わざと反応していない例を紹介したのでは?」と思われるかもしれませんが、別にそのようなことはなく、最新チャートで大きな波に対してフィボナッチリトレースメントを表示させただけです。
ここまでを読まれると「フィボナッチリトレースメントは使えないのでは?」と思われるかもしれません。
ですが、私はフィボナッチリトレースメントは使っていませんし、引き方すら正確には知らず、波の上から引くのか、それとも下から引くのかすら知りませんし、知ろうとも思いませんが、波の真ん中辺りというは意識しています。
この真ん中辺りというのがフィボナッチリトレースメントでの61.8・50・38.2辺りのことであり、波の真ん中辺りが意識されやすいことは経験上わかっていますし、トレーダーの心理というものを考えれば真ん中辺りが意識されやすいことがわかるかと思います。
具体的には、
赤線で示したようにフィボナッチリトレースメントの50のところで強烈な戻り売りが入り、その後大きく下げれば綺麗なN字となります。
一方で、
赤線で大きく下げた後に黄線で示したようにしっかり反発すると、この黄線のところだけを見えている人からすると少しでも押せば買いたいと考えるでしょう。
赤線の大きな下げに対する戻り売りと、黄線の上昇に対する押し目買いを狙う人の思惑がぶつかりやすいのが波の真ん中辺りであり、オレンジ丸(38.2付近)で激しく揉み合っているのはこの両者が戦っている証かと思われます。(上のチャートは4時間足なのでオレンジ丸内で何日も揉み合いになっています)
最後に、フィボナッチリトレースメントを使わない私の脳内を簡単に示すとこんな感じです。
私は、今どの波のどの辺りにいるのかということを注視しています。
波は赤枠のように囲うとわかりやすいかと思うのですが、黄丸辺りが波の真ん中辺りです。
この黄丸辺りがフィボナッチリトレースメントで言う61.8・50・38.2辺りになるのでわざわざフィボナッチリトレースメントを使う必要がなく、上で説明したように「この黄丸辺りで揉み合いになったら面倒だな~」と考えます。
つまり、私の中ではフィボナッチリトレースメントの61.8・50・38.2辺りは積極的にトレードを考えるゾーンではなく、「61.8か38.2のどちらかを抜けてからでもいいや~」ぐらいに考えています。
この辺りは積極的にフィボナッチリトレースメントを使われている方々と根本的に違うのかもしれませんが、フィボナッチリトレースメントのラインぴったりで反応することはそれほど多くないでしょうし、波の真ん中辺りが揉み合いになりやすいということを考えると、ある意味難易度が高いゾーンとも言えます。
難易度が高いところで積極的にトレードし、トレード技術を向上させるという考え方もあるでしょうが、わかりやすいところだけで勝負した方が精神的にも肉体的にも楽ですし、勝率も高くなるでしょう。
ここまでをお読みになり、フィボナッチリトレースメントは使えるかどうかをご自身なりに考え、判断してみてください!