【FX】専業トレーダーのメモ帳

FXの専業トレーダーが考えていることを惜しみなく、すべて無料で公開するブログです!

FXの専業トレーダーである私のメイン口座です!

当ブログで読んで欲しい記事10選!

【FX】今、ドル円のトレードが難しい理由とは?

 

チャートが動かない土日は退屈です。。。

 

ということで、5月6日以来の記事を書いてみたいと思います。

 

 

さて、本日の記事タイトルは『今、ドル円のトレードが難しい理由とは?』なのですが、「私もそう思います!」という方がいらっしゃれば、「いや、そんなことはない。とてもトレードしやすい!」という方もいらっしゃるでしょう。

 

このような差が生じる理由は、トレーダーそれぞれトレードスタイルが違ったり、性格や資金量・トレードする時間等が千差万別であり、全トレーダーが同じように考えることなどそうそうないと思うからです。

 

ですので、難しいと思うのは私個人の考え方であり、この考え方を押し付ける気など全くないということを最初に強調しておきます。

 

では、私が難しいと考える根拠を説明したいと思います。

 

まず第一に、政府や日銀の動きです。

 

本日(5月25日)、このような記事が出ました。

 

news.yahoo.co.jp

 

『投機などによる為替相場の過度な変動に対しては、政府による円買い・ドル売り介入を含む適切な措置が「許されている」との考えを示した。』というのが記事の主旨なのですが、いつ為替介入があってもおかしくない状況ではトレードがしにくです。

 

現在の日米間の金利差を考えると積極的に円を買う理由はあまりなさそうですが、だからと言ってドルを買い続ける(円を売り続ける)と為替介入によって一瞬にして資金を失う可能性があります。

 

損切りが徹底できていれば介入を過度に恐れる必要はないのですが、かなりの含み益が介入によって一瞬でなくなるなんてことは避けたいかと思います。

 

個人的には介入があってからトレードした方が美味しいと思っているので介入そのものを恐れることはないのですが、介入待ちだと長期間トレードできないこともあるでしょうから、「やるなら早くやって!」というのが正直なところですw

 

で、現在はどういう状況かと言いますと、5月2日の為替介入と思われる動きをきっかけに151円台まで下げたのですが、現在は157円付近です。

 

約5円ほど上昇したのですが、上に行けば行くほど介入への警戒心が高まるのでトレードが難しくなってきたと思います。

 

というのが第一の根拠なのですが、経済状況に疎い私でもこの程度のことを察することはできますし、ファンダメンタルズ的なことを一切考慮しなくても難しいと思える根拠があります。

 

それが第二の根拠です。

 

第二の根拠はチャートを見れば一目瞭然なのですが、環境認識ができないとか不十分という方にとっては難問かもしれません。

 

ですので、詳しく説明したいと思います。

 

 

上はドル円の4時間足ですが、日足よりも4時間足の方がわかりやすいと思い4時間足にしてみました。

 

この4時間足をご覧になり、気になることを考えられるだけ考え、何故トレードするのが難しいのかを考えてみてください。

 

当ブログでは何度も何度も「考えてみてください」という文言が出てきますが、本やブログ、Youtube等を見るだけで劇的に力が付くことなどないと思います。

 

自分で試行錯誤しながら考えぬくことで力が付き、今トレードすべきかどうか等を判断する力が身に付くと思います。

 

ということで、ご自身なりに考えられた方は以下の説明をお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いくつか〇印や線を書き入れてみたのですが、この〇印と線だけで私が書こうとしていることをお察し頂いた方もいらっしゃるでしょう。

 

このような方々はもう私のブログなど読む必要はなく、ご自身の訓練に力を注がれた方が宜しいでしょう。

 

では、まずは3ヵ所の黄丸にご注目ください。

 

3ヵ所の黄丸をご覧になると、どんどん高値を切り下げていることがわかります。

 

順調に高値を切り下げていたのですが、青丸のところで一番右の黄丸を僅かではありますが、上抜けています。

 

ということは、高値切り下げ状態が一旦終わったことを意味します。

 

一方で、2ヵ所の赤丸をご覧になると安値を切り下げており、この切り上げ状態はまだ終わっていません。

 

高値切り下げ状態は一旦終わったけれども、安値切り上げ状態は継続中。

 

となると、買い中心で考えたいところです。

 

 

では、現在値である青丸辺りで買えるかどうかを考えてみてください。

 

下落の起点である一番右の黄丸=黄線を僅かではありますが上抜けているので、黄線辺りまで引き付けて買うことは可能でしょう。

 

可能なのですが、気になるのが緑線で示した上昇です。

 

緑線の上昇幅は約350pipsもあります。

 

約350pipsも上昇したのに黄線辺りまで下げるを待って買うにしても押しが弱すぎます。

 

一応黄線を上抜けているのでしっかり押してくれれば買いやすいのですが、今のところ押す力があまりありません。

 

何故押す力があまりないのでしょうか?

 

これは多くのトレーダーさん達に質問しなければわからないのかもしれませんが、チャートを見れば想像は可能です。

 

押す力があまりないということは買いポジションを持っている人があまり決済していないことを意味します。

 

買いポジションの決済=売り、つまり押す力の原動力となるのですが、黄線を上抜けているのに決済したいと思いますか?

 

当然決済する人もいるでしょうが、それ以上にポジションを保持しようとする人の方が多いので押せないのだと思います。

 

押す力の原動力は買いポジションの決済だけではなく、新規の売り注文もあるのですが、黄線を上抜けているのを見ていながら積極的に売りたいと思いますか?

 

これもまた売ってくる人もいるでしょうが、あまり売る人がいないので押す力が発生しないのだと思われます。

 

 

押す力がなくても青丸辺りで買うことは可能でしょうが、青丸付近で買った際の目標は大きく下げた起点であるオレンジ線となるでしょう。

 

ここまでの値幅が約80pipsに対し、緑線の上昇に対して半値下げるだけでも約175pipsです。

 

指標や為替介入等で大きく下げる可能性があるのに目標までの値幅は約80pips。

 

十分と言えば十分な値幅ではあるのですが、トレーダーの心理としてはいつ梯子を外されるかわからない状態で買うよりも、低いところで買いたいという心理が働くのではないでしょうか?

 

「そんなことは気にしませんよ!」という方もいらっしゃるでしょうが、個人的には青丸のような高いところでは買いたくないです。

 

 

以上、ドル円のトレードが難しい理由を述べてきたのですが、日足で見ると黄線を上抜けたかどうかは微妙なところで、売り勢からすると黄線を上抜けたと見せかけて上ヒゲとなって爆下げという動きを期待している方も少なくないでしょう。

 

買うとなると買える根拠ばかりを探しがちかと思うのですが、虎視眈々と売るタイミングを待っているトレーダーの存在は無視できません。

 

 

と、上で長々と書いてきたことをチャートを見た瞬間に判断できるようになるまで訓練してみてください。

 

私が当ブログでできることは私が考えていることを説明するだけです。

 

私の考え方を参考にして頂いても結構ですし、反面教師にして頂いても結構ですw

 

とにかく、FXは人の考え方を知るだけで勝てるような世界ではないということを肝に銘じて頂ければと思います!