おはようございます。
7月11日、ドル円の環境認識です。
まずは日足です。
3日連続で陰線となり、しかも、水色線で示したように逆V字回復しています。
この動きを見て「もう」流れは変わったと考えている方も多いかもしれません。
個人的にも得意の売りで攻めたいという気持ちはあるのですが、現在ちょうど重要なポイントにいるかと思います。
と言いますのは、現在はオレンジ枠で囲った大きな波のほぼ中間地点であり、上昇の起点ある赤線に到達しています。
この赤線及び、下落の起点である黄線の間の値幅があまりないので、ここをゾーンと考えると、このゾーンが当面の最終防衛ゾーンとも言えるところかと思われます。
145円に到達したという達成感や、その後何度か上を試してもダメだったという経緯があるので徐々に買いにくい状況になっていたのですが、この赤線辺りから再度上を試す展開になる可能性は否定できません。
逆に言うと、この防衛ゾーンを突破されるとオレンジ枠の下限付近までスンナリ下げる可能性もあるのですが、そうなるとどんどん買いにくくなり、売り優勢になる可能性があります。
ただ・・・
この赤線付近から買うにしても現在の下げの勢いを考えるとすぐには買いにくく、ある程度しっかり上昇した後に再度下を試してダメだった、つまり、安値を切り上げてから買うという感じにしないと更に下げるための燃料を補給するだけということになりかねません。
売る場合は、この赤線までの値幅を稼ぐ、つまり、しっかり戻ってからでないと売った瞬間に大きく逆行ということになりかねません。
2週間くらい前までの押したら買うだけというような極めてトレードしやすかった時のような感じではないということをしっかり理解しておくことが必要でしょう。
続いて15分足です。
現在の赤丸は値幅のない揉み合い状態になっており、黄丸と似たような状況です。
これは大きく動いた後にまだまだ下だ~という人と、そろそろ買いだろ!という人の思惑がぶつかっていると考えられるのですが、こういうところが主戦場になってしまうと勝てても利益は少なく、スプレッドを考慮すると大体負けているという方が多いかと思います。
昨日や先週金曜日の大きく下げるというお祭りはすでに終わっていますので、次の祭りを待ちましょう。
で、今から買うにしてもオレンジ線で示したようにどんどん高値を切り下げています。
買っても壁だらけという状況ですので、スンナリ下げて欲しいけどどうなるか・・・
売りポジションもかなり溜まってきているでしょうから、一旦売りのポジションを軽くするか、現在の揉み合いを長く続けてここでポジションを溜めるかしないと次の大きな動きにはなりにくいかと思うのですが、何かの弾みで日足の赤線&黄線をブチ抜くようなことがあれば、この両線よりも上で買っている人の損切りを巻き込んで一気に下落する可能性があるでしょう。
以上です!