FXにおいてポジポジ病というのは、常にポジションを持っていないと落ち着かないという心理状態のことなのですが、この記事を書いている私も昔はポジポジ病でした。
しかも、重度のwww
私がポジポジ病を克服した方法を記せば良いのかもしれませんが、ポジポジ病を発症する原因というのは人それぞれなので、全員を一瞬で治す薬のようなものは残念ながら存在しませんと言いたいところですが、一つだけあります。
これに関しては後程。
で、ポジポジ病を治すためにはまずはその原因を知ることが重要かと思います。
ということで、私が考えるポジポジ病の原因を列挙してみます。
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1．トレードしていないと退屈だから
エントリーせずチャートだけを眺めるなんて退屈以外の何物でもないので、とにかくエントリーしたいというお気持ちはよ～く理解できます。
2．トレードそのものが楽しいから
トレードを苦痛と感じるよりかは良いかと思います。
3．トレードしないと1円の利益にもならないから
無から有は生まれないので、利益を出すためにはトレードしなければなりません。
4．損失を取り戻したいと思う気持ちが強いから
負けたらその分を取り戻したいというお気持ちはよ～く理解できます。
5．急にローソク足が動くと本能的にエントリーしてしまう
過去の私はまさにこの状態でしたw
6．トレードルールを決めていない、決めていても守れない
ルールを決めていないとか、ルールを守れないのであればポジポジ病になっても仕方ないですね。
以上、6項目ぐらいが主な原因かと思うのですが、原因もわからず何の対処もしなければ今後もポジポジ病のままかと思いますので、私が考える治す方法と言いますか対処方法を説明したいと思います。
1．トレードしていないと退屈だから
FXの醍醐味は実際にトレードすることかと思いますので、何もしなければ超退屈でしょう。
ですが、スキャル専門でない限り、トレードチャンスというのは限られています。
私のメイン口座では1日に1回どころか週に1回もトレードチャンスがないなんてことは珍しくありません。
それくらい厳選してトレードしているのですが、厳選しているからこそ安定的に勝てるようになりました。
ということを書いても心には響かないかもしれませんが、退屈と感じるのであればエントリーチャンスと考えるポイントにアラート設定し、このアラートが鳴るまではトレード以外のことに専念した方が宜しいでしょう。
アラートが鳴るところというのはトレードチャンスな訳ですから、ポジポジ病を克服できるだけではなく、勝率が上がることも期待できるでしょう。
2．トレードそのものが楽しいから
トレードそのものが楽しいということと、利益を出せないどころか毎日マイナスというのを比較した場合、どちらを重視しますか？
トレードそのものが楽しいことの方が勝るのであれば現状のままで良いかと思うのですが、トレードそのものも楽しみたいし利益も上げたいというのであれば、1．と同じようにアラート設定をするなどしてエントリーするところを厳選する必要があるかと思います。
で、どういうところがトレードすべきなのかがわからないのであれば、この記事で書いたように負けるところではトレードしないということを徹底する必要があります。
この負けたところがどこなのかを知るためにトレード記録というものが必要なのですが、ポジポジ病の方できっちりトレード記録を残されている方は少ないでしょう。
だって、1日に何十回も何百回もトレードしたらトレード記録を残すだけで大変でしょうから。
ということで、トレード記録を残すことを優先すれば必然的にトレード回数は減るかと思います。
3．トレードしないと1円の利益にもならないから
トレードしなければ1円にもならないのは当然なのですが、ポジポジ病であることによって1円の利益どころかほぼ毎日のようにマイナス収支になっていませんか？
ということは、1円以上の利益のためにと思ってエントリーしたことがマイナス収支の要因となっている訳です。
当然、毎回毎回負けている訳ではないと思いますが、1日トータル・1週間トータル・1ヶ月トータルで毎回マイナス収支なのであれば1．や2．と同様、エントリーするポイントを厳選する必要があるかと思います。
4．損失を取り戻したいと思う気持ちが強いから
このような気持ちが生じるのは当然かと思うのですが、損失を取り戻したいと考えた時の気持ちはどのような感じでしょうか？
冷静な気持ちで取り戻したいと考えましたか？
それとも、熱くなって「取り戻すぞ～！」という感じでしたか？
恐らく後者の方が多いかと思うのですが、FXは基本的に熱くなったら負けです。
熱くならないようメンタルを鍛えるという方法もあるかもしれませんが、私はメンタルを鍛えるなんてことは至難の業だと思っていますのでメンタル面に関してはほとんど触れていません。
メンタルを鍛えるのではなく、熱くならないためにはどうすれば良いのかを考えるべきであり、損失が出ないようエントリーポイントを厳選するとか、この後に書くこと等で対処します。
5．急にローソク足が動くと本能的にエントリーしてしまう
例えば、急に動いたので赤矢印で買いエントリーしたとします。
一瞬は思惑の方向に動くのですが、その後急落して損切りになりました。
なんていうトレードは恐らく全トレーダーが経験されているでしょうし、私も数え切れないくらい経験していますwww
急に動くとエントリーしたくなるというのは人間の本能とも言うべき行動かと思うのですが、FXは本能のままに行動すると確実に負けます。
当然、本能のままにエントリーして勝つこともあるでしょうが、長い目で見れば確実に負けます。
本能のままに行動するのではなく、事前に考えていたトレードプラン通りに行動することが大切なのですが、ポジポジ病の方はトレードプランというものを考えられているでしょうか？
考えていないから本能のままに行動してしまうのであり、考えていても本能を優先するのであればトレードプランを考える意味がありません。
結局のところ、私が当ブログで飽きるほど書いている環境認識をしてトレードプランを考えるという基本中の基本ができていないことがポジポジ病の大きな原因かと思います。
6．トレードルールを決めていない、決めていても守れない
ポジポジ病の方に一番オススメの対処方法はトレードルールを作り、それを遵守することです。
ルールを守れなければルールを作る意味がないので、作った以上は絶対に守ってください。
4．で「この後に書くこと等で対処します」と書いた対処方法というのがルールを作り、それを守ることです。
オススメのルールは「2回連続で負けたらその日は終了」というルールで、これは私の唯一のルールです。
このルールが守れれば全ポジポジ病トレーダーさんを一瞬で完治させることができます。
これが上で書いた「全員を一瞬で治す薬」の正体です。
「そんなルールは守れないよ～」という方が多いかと思うのですが、できるできないの問題ではなく、できなければポジポジ病は治りませんよ！
ポジポジ病の原因、及びその対処方法を長々と書いてきたのですが、環境認識であったり、トレードプランを考えるであったり、トレード記録（特に負けトレード記録）を残すという基本中の基本ができていないことがポジポジ病の大きな要因かと思います。
しっかりとした環境認識ができていれば「ここはトレードすべきではないな～」なんてことは一瞬でわかるのですが、できていないから急騰・急落直後の揉み合い状態のところが主戦場になるという、これもまた当ブログで何度も書いてきたことを延々と続けられている訳です。
チャートを見ているといつでもエントリーチャンスがあるように思えるかもしれませんが、ご自身がチャンスだと思ったところを後々見直したらチャンスではなくピンチではなかったですか？
スキャル専門であればどこにでもチャンスはあるでしょうが、そうでなければエントリーチャンスは限られていると強く頭に印象付けることもポジポジ病を克服する一つの要因かと思います。
で、急に話が変わりますが、実はポジポジ病よりも厄介なのがエントリーできない病なのですが、これに関してまた別の記事で思ったのですが、とっとと書いておきますw
ポジポジ病というのはエントリーそのものを躊躇する訳ではないので、エントリーポイントを厳選したり、ルールをしっかり守れば短期間で克服することは可能です。
ですが、エントリーできない病というのは精神的な要因が大きいので第三者がどうこう言ったところでですぐに克服できるとは思えません。
バンジージャンプを飛べない人に対してどれだけ「頑張れ～！」と言っても飛ぶのは本人ですからね。
ということで、ポジポジ病はエントリーできない病よりも克服しやすい訳ですし、私の昔の生徒さんで勝てるようになった方に共通するのは全員ポジポジ病でしたw
この言葉を励みに上で書いたことを是非お試しください！
