当ブログにお越し頂くほとんどの方がFXにおいて勝てていない、もしくは勝ったり負けたりの連続という方かと思うのですが、FXで勝てない原因を真剣に考えられたことがあるでしょうか？
「勿論、考えているよ！」という方が多いかと思うのですが、考えた結果、原因がわかりましたか？
わかったのであれば当ブログにお越し頂く必要はなく、勝てない原因を排除すべく行動すれば良いだけの話なのですが、わからないから色んなブログやYouTubeを徘徊されているのではないでしょうか？
というよりも、勝てない原因ではなく、どうすれば勝てるのかというネタを求めて徘徊されていると言った方が正確かもしれません。
応援クリックをお願いします！⇒⇒⇒
以前、【FX】どうすれば勝てるのかではなく何故負けるのかを考えた方が近道ですよ！という記事を書いたのですが、この記事は実際のトレードに関することしか触れませんでした。
この記事に書かれていることを実践されればすぐに勝てるようになるなんてことはありませんが、負けにくくなったと実感することは可能かと思います。
負けにくくなれば、勝てる時に大きく獲れば勝ち組の仲間入りも十分可能かと思うのですが、実際のトレード以外に勝てない原因がある方も多いのではと感じています。
ということで、私が思うトレード以外の勝てない原因を列挙したいと思います。
・FXを学んでいない、もしくは学び過ぎ
FXを学んでいないというのは問題外ですが、学び過ぎも勝てない原因だと思います。
Instagramのとある広告に「学びが足りていないから勝てない」と書かれていたのですが、申し訳ないですがこの意見には全力で反対させて頂きますw
私はFX関連の本を100冊以上読み相当学んだと思いますが、学ぶだけでは勝てるようにはなりませんでした。
今現在、私の頭の中に読んだ本で印象的だったというような文言は何も出てきませんし、私が勝てるようになったのは自分で考えるということができたからだと思っています。
当然、FXに関する基礎的なことはしっかり学ぶ必要がありますが、FXで学ぶべきことをすべて学ぶとすればどれだけの時間が必要でしょうか？
テクニカル分析にファンダメンタルズ分析、各種理論なども含めれば膨大な量になるかと思うのですが、今の私のトレードはテクニカル的なことを少しだけ意識している程度で分析と言えるほどのことはしていませんし、ファンダメンタルズ分析なんて到底できないので指標や要人発言の時間を気にしている程度です。
エリオット波動を含め各種理論というのは全く意識していませんし、ローソク足だけあれば十分だと考えています。
学ぶだけで勝てるのであれば誰も苦労しませんし、FXは実際にトレードするという技術職なのに机上の話だけで何とかしようと考えている人があまりにも多いと感じています。
膨大な量を学び、その後トレード技術を磨くということを考えればいつになったら勝てるでしょうか？
1ヶ月で勝てるようになった人がいるのは紛れもない事実ですので、このことが学ぶだけでは勝てないということの証明かと思います。
・他力本願である
これは以前にも書いたことなのですが、実際にトレードするのはあなた自身です。
勝てない原因を自分以外の人やモノにしている段階で負け組確定と言っても過言ではないかと思うのですが、確かに読むに値しない本が世にたくさん出回っているのは承知しています。
ですが、本の内容が悪かったから勝てないという風に本の責任にするのはおかしな話かと思います。
本に書いてある通りトレードしても勝てないのは内容の問題ではなく、トレード技術の未熟さという可能性もあるかと思うのですが、「私が未熟でした」と素直に認める人はまずいないでしょう。
これは本に限らず各種手法でも同じことが言えるかと思うのですが、自分で考えたものではない手法をマスターするのは大変なことです。
それなのに、数回試しただけで「この手法はダメ！次！」みたいな人が多いのではないでしょうか？
こんなことを続けるくらいなら自分で手法を考えた方が手っ取り早いかと思うのですが、自分で何とかしようという気概のある人が少ないと感じています。
・手段が目的になっている
これも何度か書いていることなのですが、FXをやる目的って何ですか？
人それぞれ違うでしょうが、勝ちたいからFXをやっているというのは共通しているかと思います。
わざわざ負けるためにやっているなんていう相当マニアックな人もいらっしゃるかもしれませんが、勝ちたい・毎月○○円くらい収益を上げたいというのがFXをやる目的かと思います。
勝つためにFXをやっているのに、水平線やトレンドラインを完璧に引くとか、移動平均線の最適解を導き出すというような手段である筈のことが目的になっていませんか？
水平線やトレンドラインが完璧に引けてもそれだけでは勝てるようになりませんし、移動平均線の最適解なんてそもそも存在しません。
全トレーダーが同じ期間を使わなければ意味がないので。
他には、チャートの設定を弄りまわすというのもどれだけ弄ってもそれだけで勝てる訳ではないので、あくまでも手段に過ぎません。
手段に過ぎないことばかりに時間を費やし、トレード技術を磨いたり、トレーダーの心理を読み取るといった勝ちに直結することに時間を割かないからなかなか勝ちが見えてこないんです。
・検証のやり過ぎ
上で書いたことと共通することもあるのですが、検証のやり過ぎも勝てない原因かと思います。
これに関しては強烈な反論も予想されるのですが、どれだけ検証作業をやっても100％勝てる手法や勝ちパターンを見つけ出すことはできません。
それは、相場に絶対がないからです。
私が一般的に言われる検証作業をほとんどやらなかった理由というのは、ローソク足を1本ずつ動かしながらトレーダーの心理を考えるという訓練をしていると、「あっ、こういう時は○○の動きをすることが多いな～」ということに自然と気付けるようになったので、わざわざ検証だけの時間を設ける必要がないと考えたからです。
チャートを見ている時は常にトレーダーの心理というものを考えているのでトータル時間としては検証作業の時間よりも長いかもしれませんが、何日もトレードしないとどんどん感覚が鈍るのでトレーダーの心理を考える訓練というのは欠かせないと思います。
で、検証のやり過ぎで何が起こるかお考え頂きたいのですが、来る日も来る日も検証作業ばかりしていたらいつトレード技術を磨くのでしょうか？
上でも書いた通り、どれだけ検証作業をやっても100％勝てる手法や勝ちパターンを見つけ出すことはできないので、ある程度のところで見切りをつけ、「○○の時は△△になることが多い」程度に留め、実際のトレードの時に同じような場面に遭遇した時はローソク足の動きを注視し、どのような反応をするのか、そして、その反応を見極めてからトレードするという感じの方が良いかと思います。
検証作業を極め、「○○の時は□□になる！」などと決め付けてしまうと思い通りの動きにならなかった時に反応が遅れたり、損切りできなかったりすることもあるでしょう。
検証時間が長ければ長いほど自らが行った検証に自信を持ってしまい、尚更逆行した時に反応できないのではないかと思います。
ということで、検証作業というのは大体の傾向を知る程度で十分かと思います。
Twitterで「今日も検証頑張ります！」というようなツイートをよく見掛けるのですが、こういった方々の「勝てるようになりました！」という報告を見たことがありません。（私のTwitterのフォロワーさんの話ではないですよw）
しかも、何年も・・・
ということは、検証作業そのものが目的になっているのではないでしょうか？
早く検証作業が目的ではないってことに気付いて欲しいですね。
以上ですが、今現在勝てていない方の多くが上で書いた内容に関して1項目以上該当するのではないかと思います。
当ブログに足繁くご訪問頂きたいというのは本心ではあるのですが、ブログばかり読むというのも他力本願であり手段が目的になりつつあると言っても過言ではありません。
FXに関する色んな考え方を色んな記事で提示しておりますので、「これだ！」というものがあれば自分で考えるという時間を増やして頂ければと思います。
