日本のFXの歴史は、1998年4月1日に外国為替及び外国貿易法が改正され、外国為替業務が自由化されたことによって始まりました。
私はこの頃からFXを始めたと言いたいところですが、正直なところいつ始めたのか正確には覚えていません。
ですが、ポンド円が1日に10円（1000pips）程度動いていた2008年には取引していた記憶が確実にあります。（この数年前から取引はしていました）
ちょうど自らが経営する会社を解散した年なのでよく覚えています。
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赤丸辺りが2008年頃のポンド円なのですが、他のところと比べても異常な動きをしていることがわかるかと思います。
これこそが暴れ馬と言われる所以かと思うのですが、2008年の12月にあるポイントで売ったら何時間もフリーフォール状態でかなり儲けさせて頂いたことははっきり覚えています。
はっきり覚えているのはこれくらいで、他に大きく勝った記憶はなく只管負けまくっていました。
こういうこともありしばらくFXからは遠ざかっていたのですが、2014年4月にFXだけで生活するぞ～！と決め、同じ年の7月に月間収支がプラスとなりました。
この時にどういうことに取り組んだかと言えば、特に何もしていません。。。
1日に最低でも50回、多い時は日に200回以上トレードするという生粋のスキャルトレーダーだったのですが、こんなにトレードしていては学ぶ時間などなく、トレーダーの心理を考えるなんていう発想すらなかったです。
ここで、「トレード回数が多ければ勝てるの？」と疑問に感じた方もいらっしゃるかと思うのですが、多いから勝てるという訳ではなく、勝つまでやったから必然的にトレード回数が多くなったというだけのことですw
移動平均線1本（10EMA）を使った有名な手法だけでトレードしていたのですが、当時は環境認識すらできなかったので、この手法が活きる場面かどうかの判断すらできず、とにかく形だけでエントリーしていたので勝ったり負けたりで安定しませんでした。
この程度でも当時はFXしかやっていなかったので一応専業トレーダーですwww
で、1日に200回以上なんていうトレードを続けていれば体が持たないと思い、とある方のセミナーに参加しました。
ここで環境認識の重要性にやっと気付きました。
セミナーに参加されていたとある女子大生がスラスラと環境認識をされ、トレードプランを発表されているのを見て「この女子大生に完全に負けている。。。」と思ったのが、真剣にFXに取り組もうと思ったきっかけです。
その後はFX関連の本を100冊以上読み漁りました。
ですが、何度も書いている通り、読んだ本の内容は一切覚えていません。
読んだ本の内容が悪かったという訳ではなく、私が本を読んだ後にほとんど何もしなかったのが問題かと思います。
どういうことかと言いますと、本を読んだ後に書かれていることを検証したり、自分なりに考えるということをすれば良かったのですが、読むだけで勝てそうな気になっていただけで特に何もしませんでした。
やったことと言えば、手法に関する本であればその手法を数回試して「これは使えない」という判断を下すくらいで、その手法の意味みたいなものは全く考えませんでした。
今でこそ偉そうに書いていますが、本当に典型的なダメトレーダーでした。。。
どれだけ本を読んでもトレード内容が変わることはなく、今後どうすれば良いのか病んでいる時にとあるFXのYoutuberさんに出会いました。
これが2014年の10月頃だったと思います。
本よりも動画の方が良いと思ったことは、本だと情報が入ってくるのは目だけですが、動画だと目だけでなく耳からも入ってきます。
このことでどのようにFXというものを考えれば良いのかとか、どのようにチャートを読み取れば良いのか等がすんなり頭に入ってきました。
ただ、動画を観るだけでは本を読んだ時と変わらないので、観た動画の内容を自分なりに考えることでどんどん力が付いていると実感しました。
ですので、考え方が理解できた後は極力動画は観ないようにし、自分で考えるということを優先させました。
このことによって自信が付き、2014年の12月頃から先月のプレゼント企画の教材を書き始め、2015年の1月末か2月初旬頃に執筆を終えたと思います。
2014年の7月頃には一応プラス収支になったとは言え典型的なダメトレーダーだったのに、僅か半年ほどで随分成長できたと思います。
ということで、私が勝てるようになるまでに取り組んできたことというのは、とにかく自分で考えるということです。
これは日々書いていることではあるのですが、考えると言っても何をどう考えれば良いのかわからないという方が多いでしょう。
そういった方々のために当ブログでは練習問題を出したりして、考えるためのヒントを提供したり、考える場というものを作っている訳です。
自分で考えるということが徹底できれば半年程度で私レベルに到達することは十分可能なのですが、自分で考えるということを放棄し、情報を入手すること、つまりインプットばかりに力を注ぐから成長が感じられないのだと思います。
取り組んできことが自分で考えるだけでは物足りないでしょうから、具体的に取り組んできたことも書いておきたいと思います。
それは・・・
常に売り買い両方の気持ちを考えるということです。
これには色んな方法があるのですが、チャートが動いている時であればエアトレードとうものが効果的かと思います。
実際にエントリーボタンや決済ボタンを押す必要はなく、たった今であれば売るべきなのか、それとも買うべきなのかを考えます。
で、もし買った方が良いと判断したのであれば買った気になってその後の動きを追いかけます。
この時に重要なのは、事前にエントリーの根拠を考えるということと、どこで決済し、どこで損切りするのかを決めておくことです。
エントリー後（実際にはエントリーボタンは押していません）は、第一利確目標に到達すれば決済するのか、それとも勢いがありそうならポジションを保持するのかを判断し、損切りポイントに到達すれば迷うことなく決済ボタンを押した気になります。
この訓練であれば1日に何回でもできますし、1円たりとも資金を失うことはありませんがどんどんトレード技術は向上するでしょう。
「エアトレードではなくデモトレードの方が良いのでは？」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、デモトレードでも良いかと思います。
ですが、私の場合は慣れてきた頃には一度に複数のエントリーをしていたので、これだとデモトレードの場合はエントリー＆決済ボタンを押すのが忙しくて肝心の考えるということが疎かになりかねません。
こういうことを避けるためにエアトレードをしていたのですが、1つのポジションで十分ということであればデモトレードでも何の問題もありません。
次に、チャートが動いていない日はForex Testerなどを使って検証作業三昧という方が多いのかもしれませんが、私はForex Testerを持っていないのでキーボードのF12ボタンを押してローソク足1本1本の意味を考えながら「ここでエントリーできそう」とか、「ここを抜けたら大量の損切りが出るだろうな～」なんてことを只管考えていました。
他に力を入れたのが負けトレードを潰すという作業です。
何故負けたのかということを理解していないと同じような負けトレードを確実に繰り返しますので、まずは何故負けたのかを考え、その次に同じようなところでエントリーしない訓練をし、そして負けトレードを勝ちトレードに変えることができないかということを考えることによって私の勝ちパターンが出来上がりました。
こういった作業に専念していたので一般的に言われるような検証作業というのはほとんでやっていません。
負けトレードを勝ちトレードに変える際の確認作業が検証というのであれば検証していたと言えるのかもしれませんが、何日も何日も確認作業をしていた訳ではないので、個人的には検証を頑張ったという実感はありません。
他には環境認識＆トレードプランを鍛える件については、上で紹介した方の動画を観て色々考えたり、エアトレードを数え切れないくらいやる時に当然環境認識＆トレードプランを考える必要があるので、環境認識とかトレードプランを考えるだけの時間というのは設けなかったかと思います。
昨日の記事で環境認識の練習問題をやったのですが、環境認識に不安を感じているのであればご自身で環境認識だけの時間を設けられても良いかと思うのですが、エアトレードを頑張るということであれば一緒にやった方が効率は良いかと思います。
以上が私が取り組んできたことですが、文字数の割には大したことは書いていないかと思います。
もっと凄い内容を期待されていた方には申し訳ないのですが、本当に地味なことをコツコツやってきただけのことであり、来る日も来る日も売り買い両方の気持ちを考えるということをやってきただけです。
って、当然現在も売り買い両方の気持ちは考えています！
チャート上に色んなテクニカル系のインジケーターがあると考えることと言いますか。処理すべき情報が多くなるのですが、ローソク足しかなければ考えることは限られます。
限られるので、早ければ半月程度で「こういう時は〇〇の動きをすることが多いな～」なんていうデータがどんどん集まってきますし、考えながら得たものは頭というより体が覚えてくれるかと思います。
記憶力が乏しい私が色んな動きのパターンを覚えられる筈がなく、体得しているからこそどんな動きにも慌てることなく対処できるのだと思います。
上記内容をお読みになり「私も同じようにやってみるぞ～！」という方は恐らく少ない、もしくは皆無に近いかと思うのですが、私と同じようにやって1ヶ月で勝てるようになった方がいらっしゃるのは紛れもない事実ですので、一見遠回りに見えるようなことが意外と最短かもしれませんよ！
少なくともインプットばかりの方よりは圧倒的に早く勝てるようになるかと思います！
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