FXにおける「ダマシ」とは本来動くとされている方向とは逆行する動きのことかと思うのですが、この「ダマシ」というのは決して珍しい動きではなく頻繁に見られます。
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上はドル円5分足のチャートですが、この短い時間の間だけでも4回ダマシが発生しています。
具体的には、赤線の安値を赤丸で一瞬下抜けるのですが、その後下げるのではなく大きく上昇しています。
その後、黄線・オレンジ線・ピンク線をそれぞれ上抜けるのですが、その後は上昇せずに下げています。
とは言え、黄線&オレンジ線を上抜けた後の動きはしょぼいのでダマシと言えるかどうかは微妙かもしれません。
更に、緑線を緑丸で下抜けるのですが、その後下げるのではなく大きく上昇しました。
このようにダマシというのは頻繁に見られる動きなのですが、何故このような動きになるのでしょうか?
それは、一般的には機関投資家などの大口トレーダーが仕掛けてくるからだと言われています。
どういうことかと言いますと、
大口トレーダーと言っても自力だけで流れを大きく変えるほどの力はないのですが、ちょっとだけ相場を動かすことくらいであればできます。
このちょっとだけ動かすことができる力を利用して大儲けしようという訳です。
具体的には赤矢印辺りで赤線を下抜くかどうか程度の売りを入れます。
この売りによって赤線を下抜くと、下抜いた瞬間に売ってくる人がいるでしょう。
この動きを見た瞬間に一転して売りポジションをすべて決済し、全力で買い注文を入れます。
すると、当然上昇するでしょうから、赤線を下抜けた瞬間に売った人は一瞬で逆行し、「ヤバい!」と思って損切りしてくるでしょう。(売った人の損切りなので買い)
この動きに加え、赤線辺りから買いたいと考えていた人も買ってくることで赤線を下抜けた後に一気に上昇します。
緑丸の後に上昇するのも考え方としては同じです。
理屈としては単純なのですが、売ってた人の決済と新規の買いがほぼ同時に入ることで、それまでは下落の流れだったのを一瞬にして上昇の流れに変えることができます。
このダマシと言われる動きに何度も騙されている方は多いかと思うのですが、騙されないための対処方法はあるのでしょうか?
はい、勿論あります!
その対処方法とは・・・
ラインを抜けた瞬間にエントリーしない!
たったこれだけのことです。
ラインというのはレジサポラインであったり、下落(上昇)の起点、揉み合いの上限&下限、ネックライン等の意識されそうなラインのことなのですが、こういうところを抜けた瞬間にエントリーするから騙されるのです。
ラインを抜けた瞬間にエントリーしたら100%騙される訳ではないですし、思惑の方向に動くこともあるのですが、騙される可能性があるのならわざわざ抜けた瞬間に入る必要はないでしょう。
抜けた瞬間に入らなくても、緑矢印辺りから売った方が伸びることが多いので全く慌てる必要はないかと思います。
というのがダマシの対処方法です。
ここで終わると他の方が書かれているようなことと大差ないかと思うのですが、天邪鬼な性格(勿論FXに限っての話ですw)の私はダマシが頻繁に起こるのであれば「このダマシを利用できないか?」と考えます。
どういうことかと言いますと、大口トレーダーさんのように相場を少しだけでも動かすような力は私にはないので、ダマシの動きに便乗すれば美味しいのでは?と考えます。
元々私はラインを抜けた瞬間にエントリーするようなことはなく、もし売るとしても緑矢印辺りからになります。
ですので、重要なラインに近付けばダマシになる前提でエントリーする準備をします。
すると、赤丸とか緑丸の後の急上昇を楽々獲れるという次第です。
この方法が100%成功するという訳ではなく、当然環境認識も必要になってくるのですが、逆行すればすぐに切れば良いだけの話ですし、それに対して大きく獲れる可能性があるのでかなり有効なトレード方法かと思います。
この程度のものを手法と呼んでもいいのかどうかは不明ですが、「ダマシを利用した手法」としてご自由にお使い頂いて結構です。
勿論、しっかり訓練してからお使いくださいね♪
&この方法で大負けしたからと言って文句は言わないでくださいね。
「逆行すればすぐに切れば良いだけ」としっかり書いていますのでw
最後に、「このダマシを利用できないか?」というような発想は色んな場面で使えるかと思います。
この代表例が負けトレードを勝ちトレードに変えることはできないかなのですが、FXにおいて世間一般的に書かれているようなことをやるだけではなく、視点や視野を変えることで見えてくることがあるでしょうし、色んな気付きがあるかと思います。
安定的に勝てるようになった方の多くが独自の考え方であったり、独自の手法や勝ちパターンをお持ちであることが多いかと思うのですが、これは自分でしっかり考えるということができたからこその結果かと思います。
誰かの真似をするとか、誰かの言う通りにやるにしても自分でしっかり考えるということが極めて重要なことかと思います。