酒田五法とは江戸時代の相場師・本間宗久によって考案されたローソク足の並びを基本としたテクニカル分析の一つです。
FXの世界において酒田五法だけでトレードされている方もいらっしゃるようですが、実際のところ酒田五法というのは使えるのでしょうか?
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Yahooさんで「酒田五法」を検索すると、
酒田五法のチャートパターン
酒田五法 一覧
酒田五法 インジケーター
酒田五法は風林火山
酒田五法 明けの明星
酒田五法 本
酒田五法 包み線
酒田五法 宵の明星
酒田五法 三法
酒田五法 三尊
というような関連ワードが出てきます。
一番下の「酒田五法 三尊」でも約96,800件のサイトと言いますかデータがあるようなので注目度は高いように思われます。
酒田五法は、「三山(さんざん)」「三川(さんせん)」「三空(さんくう)」「三兵(さんぺい)」「三法(さんぽう)」という5つのチャートのパターンが基本になっており、「三山(さんざん)」の代表例が三尊天井で、「三川(さんせん)」の代表例が三川明けの明星です。以下略w
酒田五法に関する本はたくさん出版されているのですが、もし読まれるのであれば、
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こちらの本がオススメです。(高いので図書館で探してみてくださいw)
27年間の取引データから酒田五法の有効性を明らかにされていますので、特にデータ重視の方にとっては良いかと思います。
私も10年以上前にこの本を読んだことがあるのですが、細かな内容は一切覚えていないものの、「酒田五法ってそんなに信頼できないんだな~」と思った記憶だけはあります。
ってことは、酒田五法は使えないという結論になってしまいそうですが、そう単純な話でもないかと思います。
と言いますのは、上で「そんなに信頼できない」と書いたのですが、「そんなに」ということは信頼できる場面もあるということです。
どういう場面だと信頼できるのかは本の内容を一切覚えていないので書きようがないのですが、推測はできます。
それは・・・
例えば、日足で明らかな下落トレンドだとした場合、1時間足で三尊天井(ヘッド・アンド・ショルダーズ)になればその後下げる可能性は高いかと思います。
これが上昇トレンド中だと、三尊天井になってもその後下げないかもしれません。
具体例をあげておきます。
チャート内の赤枠の部分は三尊天井ではないのですが、別に形はどうでも良くて重要なのは赤枠の下限=ネックラインなので、赤枠の部分を三尊天井だと仮定して以下をお読みください。
赤枠の下限を下抜けたのであればその後下げても良さそうなのですが、ちょっとだけ下げるものの結局は激しく上に行きました。
チャートの左側からの流れを見れば上昇の勢いが強いことがわかるのですが、このような時には三尊天井やダブルトップになってもその後下げないことは珍しいことではありません。
黄矢印辺りが私の好きな買いポイントなのですが、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
上の一例だけでも酒田五法が完璧なものではないということがわかるかと思うのですが、酒田五法というのは形だけを覚えて何とかしようとするから無理があるのであり、酒田五法単体ではなく環境認識と組み合わせることで力を発揮するのではないかと思います。
酒田五法もチャートパターンの一種かと思うのですが、問題となる形のところだけを覚えてトレードしようとするから勝ったり負けたりで安定しないのであり、環境認識ありきで使えば酒田五法が今まで以上に注目されることもあるでしょう。
ちなみに私は酒田五法というものを意識してトレードすることはありませんし、三尊天井・明けの明星・宵の明星くらいしか知りませんw
チャートパターンに関しては、
【FX】チャートパターンだけでトレードすると危険ですよという練習問題
上の2記事を是非お読み頂ければと思います。
酒田五法やチャートパターンだけでトレードするのは、「木を見て森を見ず」という言葉が一番ピッタリかと思うのですが、木だけを見ていても相場に恵まれれば勝つこともあるでしょうが、安定的に勝ち続けたいのであれば森(環境認識)もしっかり見る必要があるかと思います。
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