FXにおいて、「勝つ」というのと「勝ち続ける」というのは全くの別物です。
このことに関しては、
こちらの記事を是非お読み頂きたいのですが、今回の記事タイトルである「勝ち続けるために絶対にやってはいけないこと」が何かわかりますか？
私のメイン口座です♪
と言っても答えは一つではありません。
例えば、学び続けるというのも決して良いことではなく、やってはいけないことと言っても過言ではないかもしれません。
このように書くと、「学ぶことの何が悪いんじゃ～！」と言われそうですが、何をするにしても学ぶことは大切です。
大切なのですが、特にFXの世界では「いつまで学び続けるのですか？」という方があまりにも多いと個人的には感じています。
そもそも、FXというのは上か下、買うか売るかだけの世界なのにそんなに学ぶことがあるのでしょうか？
基本的な知識＋日々の訓練だけで十分勝てるようになるのですが、理論武装することが勝ちへの近道であると勘違いされている方が多いように思います。
と書いている私も昔は色んなことを学びまくったのですが、今となっては学んだことの1割も覚えていませんし、日々のトレードに活かされている訳でもありません。
こんな状態であれば学ぶことはほどほどにして、もっと訓練の時間を増やしておけば良かったと思うのですが、経験することで得られることもあるので、良い経験だったと考えるようにしています。
という私の経験談がある訳なので、学び続けているのに結果に繋がらないという方は訓練や練習へシフトチェンジされることをオススメします。
他にもやってはいけないことがあるのですが、本題に入る前に飽きられそうなので「学び続けること」だけにしておきます。
さて、今回の本題ですが、勝ち続けるために絶対にやってはいけないことというのは・・・
たった1回、もしくは数回のトレードで全資金、もしくは資金の大半を失うトレードをしてしまうことです！
と、文字を大きくして太字にしてみたのですが、目新しいことを書いた訳ではなく、多くの本やブログ等に書かれていることです。
「こんな当たり前のことを言われても・・・」という方が多いかもしれませんが、上で書いたようなことを経験された方はどれくらいいらっしゃるでしょうか？
正直に答えてください！
ちなみに私は「こんな経験は一度もありません！」と言いたいところですが、実際には数え切れないくらい経験していますw
勿論、全資金と言っても口座に入れた資金のことで、持ち金全部を失ったという意味ではないのですが、数万円入金し、その入金した分をたった1回のトレードで失うということは嫌というほど経験しました。
嫌というほど経験することでテクニカル分析やファンダメンタルズ分析をとことん学ぶよりも損切りを徹底した方が安定的な勝ちに近いのではと気付いた訳ですが、こういったことをどれだけ書いても損切りの徹底よりも学び続けることの方が大切だと考えるトレーダーさんが多いように感じられます。
では、何故たった1回のトレードで全資金を失うようなトレードをしてしまうのでしょうか？
これに関しては、
こちらの記事をお読み頂きたいのですが、利益は早く確定させたいけど、損失はなるべく確定させたくないというのは人間の本能であるとプロスペクト理論で説かれています。
つまり、本能のままにトレードすれば確実に損大利小になります。
ということは、本能に抗うトレードが必要となるのですが、文字で書くのは簡単ですが、本能に抗うのは決して簡単なことではありません。
だからこそ、本能に抗うための訓練が必要であり、この訓練は色んなことを学ぶよりも大切なことだと強く思います。
上で紹介した記事で損切りが上手にできない理由をいくつか説明しているのですが、基本的なことができていないから損切りができないとか遅れてしまう訳です。
つまり、基本的なことを貪欲にやり続けることが本能に抗うために必要なことであり、基本的なことができていないから本能に負けてしまい、たった1回のトレードで全資金を失うなんてことをやってしまうのです。
ここまでをお読みになっても損切りよりも学ぶことの方が重要だという方もいらっしゃるでしょう。
ですが、学び続けても1回のトレードで全資金を失うようなトレードを続けていれば昨日・今日FXを始めた人達に簡単に追い抜かれる可能性があります。
例えば、AさんはFX歴3年で現在10連勝中です。
ですが、11回目のトレードで全資金を失うトレードをしてしまいました。
一方、Bさんは本日FXを始め、適当に買ったら爆上げし大勝しました！
この両名の結果だけを見ればBさんの勝ちです。
Aさんには10連勝するだけの力はあるのですが、どれだけ連勝しても最終的には1回のトレードで全資金を失ってしまうのであれば最終結果は常に0円です。
ということは、たとえ10連勝するだけの力があっても結果だけを見れば1mmも成長していないことになります。
意図的に煽るような書き方にしてみたのですが、FXの世界にAさんのようなトレーダーさんはあまりにもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか？
と書いている私も10連勝・20連勝しても何回0円にしたことか・・・
損切りの徹底だけで安定的な勝者の仲間入りが可能という方がたくさんいらっしゃるかと思いますので、上手に損切りができるようになるために上で紹介した記事を是非参考にしてみてください！
最後に、連勝した後の方が1回のトレードで全資金を失うトレードをしてしまう可能性が高くなるように思います。
その理由は・・・
連勝すればするほど自らのトレードに自信を持つでしょう。
自信がある状態で逆行したらどうなるでしょうか？
「まあ、今は連勝中だし、そのうち戻ってくるだろう」とか、「多少負けても問題ないや～」などと最初は気楽なのですが、損切りすべきポイントを抜けると大きく動くことが多々あるかと思います。
具体的にはサポートラインを背に買った場合、サポートラインを下抜けると、サポートラインよりも上で買った人は全員含み損になります。
数pips程度の逆行であれば耐える人も多いでしょうが、10pips・20pipsと逆行するとどんどん買った人が損切りしてきます。
この勢いに乗じて新規の売り注文も入り、大きく下げるという理屈なのですが、損切りすべきポイントというのはここで切っておかないと大きく逆行してしまう可能性のあるポイントであると認識しておくことが大きく負けないための基本的な考え方かと思います。
サポートラインやレジスタンスライン付近でなければ大事にならないこともあるでしょうが、常に最悪の状況を想定してトレードすることも基本中の基本かと思います。
暑い日が続く中で今回のような記事は暑さが増すだけかもしれませんが、本当に本当に大切なことですので、損切りの重要性に関してご自身でもしっかり考えてみてください！
以上です！
